出版社内容情報
それは、神話的思考の発生した遠い時空を透視する夢。
内容説明
それは、神話的思考の発生した遠い時空を透視する夢。詩とアニミズムの新たな沃野へ。人類学者・中沢新一、最新論集。
目次
私の収穫
空間のポエティクス
サーカス/動物
対称性の思考としてのアニミズム
神話と構造
東京どんぶらこ
日本の芸能
書物のオデッセイ
著者等紹介
中沢新一[ナカザワシンイチ]
1950年生まれ。思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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吟遊
12
ここ8年くらいの中沢新一の小論をおさめた本。話題はばらばらで、20〜30くらいの小論を集めている。同時刊行で、同じ趣旨の本が『虎山に入る』だが、そちらのほうが日本寄り。本作は、ヨーロッパ寄り、レヴィ・ストロース寄りで、西洋の色が強い。2017/11/09
みゆき
6
初の中沢新一氏だが、不適切だったか。ごった煮論集であり、おもしろかったし考えさせるところも多々あったのだが、感想が書きにくい。とりあえず、もう一冊の「虎山に入る」も読むことにする。2020/04/13
しろきいろ
6
図書館。初中沢新一。色んな雑誌他に掲載されたエッセイのまとめ本になるのかな?読みやすく面白かった。「野生の思考」を意識しながら物事を眺め直す楽しさ。アースダイバー、対称性、ポエティック、コレスポンダンス、はじまりの哲学等、うっすら把握できたかな。とりわけ猿回しという芸能の奥深さには感動したので「猿まわしの系図」購入してしまいました。2019/06/04
Tatsuo Mizouchi
1
☆☆☆ 学生時代から好きな中沢新一なんだけど、たまに書いていることがわからない、たまにうさん臭く思うのだ(笑)2018/01/19
Kanau
0
様々なトピックの論集ということで、個人的には面白い章とそうでない章の差が大きかった。 「自然」「環境」ということばの違い、アニミズムの考え方、言語的知性と対称性の思考、、あたりはグッと来たし、また読み返したい。2017/12/03