角川文庫<br> 愛情生活

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角川文庫
愛情生活

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  • サイズ 文庫判/ページ数 394p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044001773
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

天才アラーキーの亡き妻が綴ったロングセラーの傑作エッセイ待望の文庫化!「彼は私の中に眠っていた、私が大好きな私、を掘り起こしてくれた」
天才写真家、荒木経惟の妻、陽子。オモシロガリでクレージー、でも淋しがりで繊細な二人の、センチメンタルな愛の日々。
出会いと結婚のエピソードから「あー夫婦だなあ」の日常、旅の記憶はどれも食と愛のイトナミに彩られ――。
ひときわ率直で瑞々しい言葉の数々は、彼女亡き今も鮮やかさを失わない。
傑作エッセイに写真を増補して文庫化!
解説・江國香織

〈目次〉
1 『わが愛、陽子』より

2 あー夫婦だなあ
 あの日の赤ワイン/愛の温泉消毒/キョーフの帰るぞ/あー夫婦だなあ
 /ツルン!の襟足/湯豆腐と鉄火丼/コワイ女とカワイイ男/ノスタルジアの夜
 /〈ノスタルジアの夜〉ふたたび/撮る撮られるの関係論

3 愛情生活
 朝風呂/キリンの小瓶/コルドバ気分/アルゼンチンから来た母/露天風呂で缶ビール
 /待ち合わせ/柿一年/豪徳寺のネコ/雪の嵐山のシャンソン/ボニー&クライド
 /あと5年? /海辺のはずだったのに…/薄着の悦楽/窓の風景/モンジャ焼
 /母を訪ねて三千里/くちべに/少女物語 

4 長篇旅日記アワビステーキへの道

5 小説酔い痴れて

6 パパの恋人
 パパの恋人/飽きない夫婦でいる秘訣/愛の渇きに終わりはない/愛しい男たちよ
 /ひまつぶしのえ日記

7 花の人妻チャンネル 339
 愛の記録と愛の追憶――ジャック=アンリ・ラルティーグ展/内藤正敏さんの写真のことなど
 /写真を撮ることは化粧と同じ――石内都/末井昭著『東京爆発小僧』解説/花の人妻チャンネル

あとがき
センチメンタルな、5月。――荒木経惟
解説 江國香織

〈目次〉
1 『わが愛、陽子』より

2 あー夫婦だなあ
 あの日の赤ワイン/愛の温泉消毒/キョーフの帰るぞ/あー夫婦だなあ
 /ツルン!の襟足/湯豆腐と鉄火丼/コワイ女とカワイイ男/ノスタルジアの夜
 /〈ノスタルジアの夜〉ふたたび/撮る撮られるの関係論

3 愛情生活
 朝風呂/キリンの小瓶/コルドバ気分/アルゼンチンから来た母/露天風呂で缶ビール
 /待ち合わせ/柿一年/豪徳寺のネコ/雪の嵐山のシャンソン/ボニー&クライド
 /あと5年? /海辺のはずだったのに…/薄着の悦楽/窓の風景/モンジャ焼
 /母を訪ねて三千里/くちべに/少女物語 

4 長篇旅日記アワビステーキへの道

5 小説酔い痴れて

6 パパの恋人
 パパの恋人/飽きない夫婦でいる秘訣/愛の渇きに終わりはない/愛しい男たちよ
 /ひまつぶしのえ日記

7 花の人妻チャンネル 339
 愛の記録と愛の追憶――ジャック=アンリ・ラルティーグ展/内藤正敏さんの写真のことなど
 /写真を撮ることは化粧と同じ――石内都/末井昭著『東京爆発小僧』解説/花の人妻チャンネル

あとがき
センチメンタルな、5月。――荒木経惟
解説 江國香織

荒木 陽子[アラキ ヨウコ]
1947年5月17日東京・千住生まれ。都立白鴎高校卒業後、電通に就職し、総務局文書和文タイプ室に勤務。入社2年目の冬、当時電通のカメラマンであった荒木経惟に出会う。1971年7月7日青学会館のチャペルで結婚式をあげる。1990年1月27日、子宮肉種のため死去。享年42歳。著書は本書のほか、荒木経惟との共著で『10年目のセンチメンタルな旅』(筑摩書房)『東京は、秋』(月曜社)、『愛情旅行』(マガジンハウス、『東京日和』(ポプラ文庫)がある。

内容説明

天才写真家、荒木経惟の妻、陽子。オモシロガリでクレージー、でも淋しがりで繊細な二人のセンチメンタルな愛の日々。出会いと結婚のエピソードから「あー夫婦だなあ」の日常、旅の記憶はどれも食と愛のイトナミに彩られ―。ひときわ率直で瑞々しい言葉の数々は、彼女亡き今も鮮やかさを失わない。傑作エッセイに写真を増補して文庫化!

目次

1 『わが愛、陽子』より
2 あー夫婦だなあ
3 愛情生活
4 長篇旅日記 アワビステーキへの道
5 小説 酔い痴れて
6 パパの恋人
7 花の人妻チャンネル

著者等紹介

荒木陽子[アラキヨウコ]
1947年5月17日東京・千住生まれ。都立白鴎高校卒業後、電通に就職し、総務局文書部和文タイプ室に勤務。入社2年目の冬、当時電通のカメラマンであった荒木経惟と出会う。1971年7月に結婚。1990年1月27日、子宮肉腫のため死去。享年42歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わっぱっぱ

34
夫婦の幸せなあり方は一つではないし、はたからは解りようのないものであろうと思う。が、理想的だなあと思った。荒木さんを、陽子さんを羨ましいと思った。愛ってこの二人のかたちをしてるんじゃないかと思った。なのにすごく哀しくなった。なんでだろうって考えたら、夫(男)と妻(女)、っていうか人は幸せを“共有”するのではないんだね。ってことに気付いたからだった。どんなに抱き合って繋がったって、相手にはなれない。だからこそ愛なんだともいえるけど。女に生まれて良かったと思った。女をやりきって死のうと思った。2017/10/15

501

21
写真家アラーキーの妻荒木陽子のエッセイ。′この人と一緒にいれば、私は幸せになる′~′彼以外には、私を理解する人間はいないんじゃないかなあ、と今でも私は思っているのだ。これが幸せでなくて、何でありましょーか。′夫への包み隠さない愛情表現に痺れる。結婚式に妻のヌードを映しだすという、それを受け入れる彼女自身荒木におとらずぶっとんだ人物だった。夫への愛情と日常の生活を描く文章は彼女の感性の鋭さ豊さが溢れでていて、お互い尊敬しあい刺激しあう関係だったことが感じられる素晴らしい本だった。2017/03/24

gtn

12
ある写真家が、本当に妻のことを愛していたら、夫婦の情事を撮らないと著者に言う。余計なお世話である。変態って大好きと反論し、「彼と一緒に生きることが、私にとっての旅」と照れずに答える著者。妻亡き今も、アラーキーの心の中で二人の旅が続く。2019/11/05

ひろみ

10
ふたりの生活は奔放に見えるけれど不思議と地に足がついているようにも思える。陽子さんのチャーミングな語り口はアラーキーをますますかわいらしく魅力的な男性に見せているけれど、私たちは陽子さんがその愛すべき名写真家を残し、あまりにも早く亡くなってしまうことを知っている。そのせいか、彼女がはしゃげばはしゃぐほど、ふたりの愛を見せつけられるほど、その愛の行きつく先、永遠の別れまでもが視界にちらついてしまう。写真と文章。手段はそれぞれ違うけれど、愛はこうして残せるんだなと思った。2017/05/02

さえ

5
写真展を見た帰りにミュージアムショップで購入。レストランで婚約の記念に買った画集の裏表紙に赤ワインに指を浸して模様をつける二人。京都で別行動の後、イノダコーヒーで待ち合わせ、東京行きの新幹線の乗り込んだ後の陽子さんの気持ち。「これからもずっと二人で旅を続けていきたい。彼と一緒に生きることが、私にとって旅なのだ。」 幸せでセンチメンタルでセクシャルな二人の愛の記録が惜しみなく綴られている。 今年一番読んで良かった本になるかもしれない。そして、もっと読ませてほしかった人。2017/10/01

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