出版社内容情報
大量殺戮時代の二十世紀を政権中枢から語る裏面史!「われわれは確かに軍事的な意味での勝利を得た。しかしもっと広い意味から考えれば、われわれは戦争に敗北したように思われてならぬ」
大西洋無着陸単独横断飛行や人工心臓装置の開発など、数々の偉業を為した英雄リンドバーグ。
唯一残した日記は、第二次大戦という西欧文明崩壊の証言だった。
断固として訴えた米国の参戦反対、ルーズベルト大統領との確執、航空事業界の国際的な内幕――
戦後25年を経て公開された、衝撃の記録。
(目次)
まえがき――刊行者のことば
大戦前夜――ヨーロッパで
第一章 大英帝国、老いたり―― 一九三八年
スターリンの空軍を見る/ヒトラーは強気だ/西部戦線、異常あり/ナチスがくれた最高勲章/独仏密約を策す
第二章 戦争か平和か 帰国―― 一九三九年
早くもスパイ説/指導者が正気を失えば/運命は狂人の手に/油断ならぬ大統領/いかに生きるべきか
/ヒトラーが仕掛けてきた/「参戦反対」に踏み切る/大統領候補にどうか/上手な喧嘩の仕方
第三章 ロンドン炎上 米国で―― 一九四〇年
戦機うかがう大統領/やつを「抹殺」せよ/参戦反対の旗を/三選は参戦だ!
大戦前夜――米本国で
第四章 ファシスト呼ばわりされて―― 一九四一年
逆風にもめげず
主要登場人物
チャールズ・A・リンドバーグ[チャールズ エー リンドバーグ]
1902年アメリカ・デトロイト生まれ。飛行家。1927年にニューヨーク‐パリ間の初の大西洋横断無着陸飛行を成功させる。太平洋戦争では陸軍パイロットとして参戦し、日本軍の零戦とも戦った。1953年に刊行した『翼よ、あれがパリの灯だ』(原題:The Spirit of St. Louis)でピュリッツァー賞を受賞。同作は映画化もされた。1974年没。
新庄 哲夫[シンジョウ テツオ]
1921年アメリカ・サンフランシスコ生れ。英米文学翻訳家。訳書多数。オーウェルの『1984年』の翻訳で知られる。2000年没。
内容説明
「われわれは確かに軍事的な意味での勝利を得た。しかしもっと広い意味から考えれば、われわれは戦争に敗北したように思われてならぬ」大西洋無着陸横断飛行や人工心臓装置の開発など、数々の偉業を成した英雄リンドバーグ。唯一残した日記は、第2次大戦という西欧文明崩壊への証言だった。断固として訴えた米国の参戦反対、ルーズベルト大統領との確執、軍需産業の国際的な内幕―戦後25年を経て公開された、衝撃の記録。
目次
大戦前夜―ヨーロッパで(大英帝国、老いたり―一九三八年;戦争か平和か帰国―一九三九年;ロンドン炎上米国で―一九四〇年)
大戦前夜―米本国で(ファシスト呼ばわりされて―一九四一年)
著者等紹介
リンドバーグ,チャールズ・A.[リンドバーグ,チャールズA.] [Lindbergh,Charles A.]
1902年、米デトロイト生まれ。妻は作家のアン・リンドバーグ。1927年にニューヨーク‐パリ間の世界初の大西洋単独無着陸飛行に成功。1932年、誘拐事件で長男を亡くす。1935年、生理学者カレル博士と共に人工心臓装置を開発。ドイツ空軍の調査に派遣され政治の中枢にも関わる。第二次世界大戦に際し米国の参戦反対を強く訴え、ルーズベルト大統領との確執が生まれるが、開戦後はパイロットとして南太平洋に派遣、日本軍の零戦とも戦う。1974年、72歳でマウイ島で逝去
新庄哲夫[シンジョウテツオ]
1921年、米サンフランシスコ生まれ。東京新聞勤務を経て英米文学翻訳家に。2006年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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ぞだぐぁ