出版社内容情報
人類は、このふくらみに何をみてきたのか?稀代の趣味人にして大収集家・ロミ。彼が集めたポスターや絵画など莫大な資料とともに、あっと驚く乳房表象の歴史をたどる。古来人々が乳房に見てきたものは、豊饒か、禁忌か、はたまた―。200点以上の美しい図版とともに歴史をたどる、空前絶後の乳房学大全!
【目次】
第一章 歴史をたどり風俗からみた乳房
第二章 文学にみる乳房の強迫観念
第三章 乳房用語集
ロミ『乳房の神話学』に寄せて ロー・デュカ
「乳いろの花の庭から」―ロミのために 高遠弘美
【目次】
第一章 歴史をたどり風俗からみた乳房
第二章 文学にみる乳房の強迫観念
第三章 乳房用語集
ロミ『乳房の神話学』に寄せて ロー・デュカ
「乳いろの花の庭から」―ロミのために 高遠弘美
ロミ[ロミ]
1906年、北フランスのリール生まれ。骨董屋や、キャバレ、ホテルの経営をし、財を築く。ポスターや風俗資料の稀代のコレクター。1995年、パリにて没。
高遠 弘美[タカトオ ヒロミ]
1952年生まれ。フランス文学者。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、明治大学教授。著書に『乳いろの花の庭から』、『プルースト研究』、共著に『七世竹本住大夫 私が歩んだ90年』など。訳書に『消え去ったアルベルチーヌ』、『完全版 突飛なるものの歴史』、『悪食大全』、『完訳Oの物語』などがある。現在、プルースト『失われた時を求めて』の個人全訳に取り組んでいる。
内容説明
自然の豊饒を象徴するエジプト神話の女神イシス、イヴの裸体に重ねられたキリスト教の罪の概念、19世紀パリの露出趣味、大きさや形に対するコンプレックスと人工器具―。紀元前の昔から、人々は乳房のふくらみに惹かれ、そこに様々なイメージを投影してきた。稀代の趣味人にして大蒐集家ロミが集めた200点を超えるポスター、絵画、カードなどの資料図版を一挙に掲載。あっと驚く表象の歴史をたどる、空前絶後の乳房大全。
目次
第1章 歴史をたどり風俗からみた乳房(豊饒なるものの象徴;古代神話の恵みの乳房;ヴィーナスの登場;恥じらいのヴィーナス;天上のヴィーナスと卑俗なヴィーナス ほか)
第2章 文学にみる乳房の強迫観念(古代エジプト;『カーマ・スートラ』;ソロモンの「雅歌」;アンドレ・デュシェーヌ;シャルル・エルサン ほか)
第3章 乳房用語集
著者等紹介
ロミ[ロミ] [Romi]
本名ロベール・ミケル。1905~1995。歴史家・小説家・シャンソン研究家・コレクター。「ビザール」誌創刊メンバー。著作は25点に及ぶ
高遠弘美[タカトオヒロミ]
1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程修了(フランス文学)。明治大学商学部、同大学院教養デザイン研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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