角川文庫<br> 自閉症の僕が跳びはねる理由〈2〉

個数:
電子版価格
¥492
  • 電子版あり

角川文庫
自閉症の僕が跳びはねる理由〈2〉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月23日 23時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 194p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044001513
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0195

出版社内容情報

会話のできない自閉症者の心の声とは?世界的ベストセラーの高校生編!考えてもみて下さい。生まれて一度も人に本当の言葉を伝えたことのない人間が、どんなに不安を抱えながら自分の言葉を伝えているのかを――。
皆が自閉症者に感じる「なぜ?」について当時者の気持ちをQ&Aで綴り、大反響を呼んだ前著『自閉症の僕が跳びはねる理由』。
高校生編となる本書では、会話ができず苦しみ、もがく中で気づいた喜びや希望が活き活きと綴られる。
文庫化にあたり16歳当時の貴重な日記を初公開! 瑞々しい感性とリアルな心の声が胸を打つ。



はじめに
第一章 コミュニケーション
口から出る言葉に意味はありますか?/話をする相手が誰かわかりますか?/声をかけても気がつかないのはなぜですか? 他

第二章 感覚
見ながら聞くことは大変ですか?/物の見え方に違いはありますか?/ウォークマンを聴くことで落ち着けますか?/乗り物に乗ったときはどんな気分ですか? 他

第三章 時間
時間についてどう思いますか?/時間で区切るのは困りますか?/時間がわかれば先を見通せますか? 他

第四章 行動
こだわりはやめられませんか?/反復行動はやめられませんか?/じっとしていられないのはなぜですか? 他

第五章 興味・関心 
お手伝いはできますか?/植物のどんなところに関心を持ちますか?/カレンダーが好きな理由は何ですか?/辞典や広告などをじっと見るのはなぜですか? 他

第六章 感情・思考
気持ちと感情についてどう思いますか?/どのようなことで感動しますか?/予想外のことが起こるとどうなりますか?/笑い出すのは気持ちが楽しいときですか? 他

第七章 援助
指示に従えないのはなぜですか?/目で見てわかりやすい環境づくりは大切ですか?/居心地が良いのはどのような場所ですか?/カードの選択方法で良い例はありますか? 他
(Q&A 全62項目)

第八章 今、そしてこれから
物語を書く/勉強について/スクーリングで感じたこと/仕事について/講演会について/他の障がいを持つ人たちとの交流/恋愛について/人間愛について/思いを書くこと

16歳の日記から
掌編 子牛
文庫化によせて

東田 直樹[ヒガシダ ナオキ]
著・文・その他

内容説明

考えてもみて下さい。生まれて一度も人に本当の言葉を伝えたことのない人間が、どんなに不安を抱えながら自分の言葉を伝えているのかを―。皆が自閉症者に感じる「なぜ?」について当事者の気持ちをQ&Aで綴り、大反響を呼んだ前著。高校生編となる本書では、会話ができず苦しみ、もがく中で気づいた喜びや希望を活き活きと綴る。『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』を改題。文庫化にあたり16歳当時の貴重な日記を収録!

目次

第1章 コミュニケーション
第2章 感覚
第3章 時間
第4章 行動
第5章 興味・関心
第6章 感情・思考
第7章 援助
第8章 今、そしてこれから

著者等紹介

東田直樹[ヒガシダナオキ]
1992年8月千葉県生まれ。会話のできない重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションが可能。13歳の時に執筆した『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール、角川文庫)で、理解されにくかった自閉症者の内面を平易な言葉で伝え、注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

266
中学生(13歳)だった前作から、高校生(18歳)になったアップデート版。1問1,2ページ答形式。行動に関するもどかしさは相当ですよね。東田さんが周りをみて、知覚する世界が楽しく美しいものだと感じてみえられる様で何よりだなと思います。若しかするとその解像度は(一応健常者である)儂よりも高いのでは無いかとも。(抽象的な表現が多い)絵本より(事実が粛々と述べられているだけの)辞書の方が分かりやすくて良いと言うのも、とても興味深い事象に思えます。抽象的、解釈の幅のある言葉は自閉症の方には致命的であるとか。2025/04/15

Tetchy

154
自閉症の人の気持ちを理解しようと前作を読んだとき、私はどうも受け入れがたかった。それは「解ってください」、「お願いします」の連続に辟易したからだ。そして私は東田氏がこれほど素晴らしい文才を持っているのに、どうしてそんなに卑屈になっているのかに腹を立てていたことに気付かされた。お願いなんてする必要はない。卑屈になる必要はない。なぜなら君は立派な社会の一員で、むしろ普通の人にはない素晴らしい才能に満ちているのだから、胸を張ってほしいと思ったのだ。東田氏がもっと高く跳びはねられるような社会になれるといいなぁ。2017/11/08

佐島楓

72
理解されないということは、人にとってつらいことである。著者である東田さんは、自己分析がきちっとできているのに、思うようにならない自分自身に苦しみ続けている。他者に対する想像力は、障がいのあるなしにかかわらない。東田さんの孤独と「理解してほしい」という叫びに触れて、涙が出た。2016/08/17

アナーキー靴下

68
前作は13歳のとき、こちらは16歳頃に書いたものとのこと。自閉症という自分らしさを大切にしつつ、社会生活に適応するため歩み続ける著者は、3年前よりさらに優しく力強い印象。ずっと自閉症の話をしているはずなのに、読んでいると、著者が自閉症ということを忘れてしまう。というか、まるで自分自身の心が語りかけ、大切なことを教えてくれるかのように思えてくる。過去を忘れる機能が生きる希望に繋がると思っていたけれど、問題解決という理想を描けることが希望への近道だったんだ。きっと人間は正の走光性生物、一緒に跳びはねたい。2021/04/30

とろこ

58
高校生編。前作を読んだ時は、(一口に“自閉症”といっても、それぞれ個性がある訳だから、この本を読んだ人たちが、自閉症の人は、みんな、この著者と同じ感覚だって勘違いしないかな)と心配した。が、今作では、何度も「僕の場合は」と書いてあり、素直に読めた。自閉症の方が抱える感覚や不安などがQ&Aの形式で書かれているのだが、苦しみ、葛藤しながらも、自らの内面を掘り下げようとする姿には頭が下がる。また、自閉症や他の障害・病気の有無に関わらず、人間として大切なことは共通しているのだと気付かされる。2017/03/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11036772
  • ご注意事項

最近チェックした商品