角川文庫<br> 細雪〈中〉 (改版)

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角川文庫
細雪〈中〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044001322
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



谷崎 潤一郎[タニザキ ジュンイチロウ]
著・文・その他

内容説明

東京に居を移した本家に身を置く雪子は、都会の空気になじめず心細い日々を送っている。いっぽう関西では、神戸で大洪水がおこり、四女・妙子が巻き込まれた。この水害から妙子の命を救ってくれたのは、かねてより付き合いを続けていた許嫁の奥畑ではなく、奥畑家に昔丁稚奉公をしていた板倉であった。二人の身分違いの恋に家族が翻弄される中、板倉が病に倒れる―。

著者等紹介

谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
1886年東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。1910年、第2次「新思潮」創刊に関わり、同年「刺青」を発表。『痴人の愛』『卍』などの耽美主義的な作品で知られ、生涯で3度の『源氏物語』現代語訳を手がけた。1949年、第8回文化勲章受章。1964年に日本人で初めて全米芸術院・米国文学芸術アカデミー名誉会員に選ばれる。1965年7月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

173
あのとき死を払い除けて私の手を導いてくれたあなたのその手を、死神は代わりに取っていってしまった。 生命にあふれた笑顔が、眼前にあふれる。あんなにもいきいきと笑っていたのに。 私はこの先どうとでも生きていけるけれど、あまりに呆気なく橋を越えていってしまったあなたのこと思われると、その笑顔の名残りが一層のこと不憫で。死というものは唐突にそのすべてを摘み取ってとおくへいってしまって、私はまだそれを日常におさめられないでいる。願わくばその輝きをまぶたに映すことで、生者の浅ましい慰めとしたい。2020/01/02

nobby

122
中巻にして迎える波乱含みの展開に驚く!今作では上巻でのお見合い一段落な三女 雪子に代わり自由奔放な四女 妙子の恋が描かれる。そこに立ちはだかるのは、時代故の身分や階級といった厚き壁…仲睦まじく過ごす姉妹といえど、各々が抱える本音や思惑が見え隠れするのが生々しく痛い…結局、上流階級ならではの言動に終始しての傲慢が溢れるのにも嫌悪…中でも惚れた男を下等で品性に欠けるとみなし、無難な軽薄男をまだ良しとするのが歯痒くてたまらない!そして迎える理不尽で驚愕の悲劇でさえ事態の好転と捉える違和感…この姉妹に幸は無さげ…2020/03/22

みっぴー

60
〈細雪中〉末妹、妙子を中心にストーリーが進みます。雪子とは真逆の性質を持つ陽性の妙子。人形作り、洋裁、舞のお稽古と精力的に活動し、尚且男が切れたことがない妙子。男性に縁がない雪子とはどこまでも対照的。今風なお嬢さんと言ってもやはり旧家『蒔岡』の娘であることがつきまとい、結婚するにも本家の承諾やら身分の差がどうのこうので、男性が近くにいても中々まとまらず、ヤキモキしました。妙子と雪子、下巻では幸せを手にすることが出来るのでしょか?2016/11/08

しゅてふぁん

54
中巻は妙子の話が中心。東京の鶴子一家も登場して賑やかだった。昭和初期でもこんなに階級意識が強かったのか。いつも読んでいる飛鳥時代や平安時代のものと比べると日常生活が今と大きく変わらないように見えるだけに意外というか、びっくりした(←比べる時代がおかしい(^^;)。妙子の結婚に対する考え方は今ならそれが普通だけれど、身分差がある当時は難しかっただろうなぁ。この先、雪子と妙子はどうなるのかな。次が最終巻で寂しいけれど楽しみだ。2018/12/08

里愛乍

42
何ともはんなりとした感じの情景が描かれた上巻から一転、四女妙子が物語を大きく動かします。元々姉たちに比べると奔放な感じの彼女、現代からすれば結構共感もするのだけれど、この時代にこれだけ良家だと、それなりに難しいところなんでしょうね。そうかぁこれが不良かぁなどと思いつつ、 それにしても幸子さんは妹たちのことについてえらい抱え込みすぎなんじゃないのと思ったり。これも時代と家といえばそれまでなんですが。板倉さんの件についてはちょっと切なくなりました。2017/12/15

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