角川俳句ライブラリー<br> 俳句と歩く

電子版価格
¥1,496
  • 電子版あり

角川俳句ライブラリー
俳句と歩く

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784044001247
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0095

出版社内容情報

目を凝らして俳句を見つめる、日々の暮らしがいとしくなる――食のこと、戦争の記憶、俳人の風姿、失われゆく日本の文化や自然――名句の主題や背景を追求し、俳句の底に見える事象を洞察。のびやかな視点と筆致が冴える、現代俳句界屈指の俳人が綴る絶妙エッセイ!

「春になれば花が咲き、秋になれば月が輝くという循環の瞬間と、時代の境目を思わせるような顕著な事象や世界規模の環境問題や国際事情など、個人の力では越えられない課題を眼前にしつつ私どもは日々の暮らしをたて、句作に耽ったり、先人の句や同時代の俳人の句を読んだりしています。
そんな俳句の時間のなかで、多くの方々の俳句に触発されたり思案したり教えられたりしたことを書いたのが本書です」(あとがきより)

宇多 喜代子[ウダ キヨコ]
昭和10年(1935)、山口生まれ。昭和45年、桂信子の「草苑」創刊に参加。昭和53年より同誌編集長を務める。昭和57年、第29回現代俳句協会賞受賞。平成13年、句集『象』(角川書店刊)で第35回蛇笏賞を受賞。平成14年、紫綬褒章を受章。句集に『記憶』『宇多喜代子俳句集成』(以上、KADOKAWA刊)、著作に『ひとたばの手紙から 戦火を見つめた俳人たち』(角川ソフィア文庫)『新版 里山歳時記』(角川俳句ライブラリー)ほかがある。現在、俳誌「草樹」代表。蛇笏賞選考委員。読売俳壇選者。

内容説明

食のこと、戦争の記憶、失われゆく日本の文化や自然―名句の主題や背景を追求し、俳句の底に見える事象を洞察。のびやかな筆致が冴える、蛇笏賞作家による絶妙エッセイ!

目次

1(川村蘭太の『しづ子』;蚕のおしっこ;京都顔見世興行;北九州と女性俳句;若い母たちのパラソル句会 ほか)
2(山しげらず候えば…;石の力―比嘉太郎の子と高橋セキの子;琵琶湖を歩く;貞享暦のこと;戦後生まれの俳人たちへ ほか)

著者等紹介

宇多喜代子[ウダキヨコ]
昭和10(1935)年、山口生まれ。「獅林」の遠山麦浪の手ほどきで俳句をはじめる。昭和45年、桂信子「草苑」創刊に参加。昭和53年より同誌編集長を務める。昭和57年、第29回現代俳句協会賞を受賞。平成13年、句集『象』で第35回蛇笏賞を受賞。平成14年、紫綬褒章を受章。平成24年、第27回詩歌文学館賞(俳句部門)を受賞。平成26年、第14回現代俳句大賞を受賞。平成28年、日本芸術院賞を受賞。現在、俳誌「草樹」会員代表、読売俳壇選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

6
戦争、震災、自然、命といったことへの著者のまなざしが、各地を探訪したエッセイと取り上げられた俳句から伝わるしみじみとした一冊。2019/06/30

せっか

3
とても良い本。俳句のことだけではなく、日本のこと、自然のこと、平和のこと、生物多様性等々幅広い見識がつまっている。「海は恐ろし、海は懐かし」「婆さんの俳句」2021/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11075171
  • ご注意事項

最近チェックした商品