角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 古事記―現代語訳付き (新版)

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角川文庫 角川ソフィア文庫
古事記―現代語訳付き (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044001049
  • NDC分類 913.2
  • Cコード C0193

出版社内容情報

読み下し文・現代語訳・原文と索引(歌謡・主要語句)完備の古事記の決定版天地創成から推古天皇につながる天皇家の系譜と王権の由来書。厳密な史料研究成果に拠る読み下し文、平易な現代語訳、漢字本文(原文)、便利な全歌謡各句索引と主要語句索引を完備した決定版!

中村 啓信[ナカムラ ヒロトシ]
著・文・その他

芦澤 泰偉[アシザワ タイイ]
著・文・その他/イラスト

内容説明

8世紀の初め、古代国家形成途上にあった大和朝廷が編纂した、天地創成から推古天皇に至るまでの、神々につながる天皇家の系譜と王権の由来書。人間的で叙情豊かな多くの歌謡と伝承は、口誦時代の古代の風俗を色濃く伝えている。より原本に近づけるために厳密な史料研究の成果を盛り込み、歴史・民俗・文学などの諸方面からの要求に応える、文庫として望みうる最高の内容をほこる。便利な歌謡各句索引・主要語句索引付き。

目次

上つ巻(序文;天地の創成;伊耶那岐神と伊耶那美神 ほか)
中つ巻(神武天皇;綏靖天皇;安寧天皇 ほか)
下つ巻(仁徳天皇;履中天皇;反正天皇 ほか)

著者等紹介

中村啓信[ナカムラヒロトシ]
1929年山梨県生まれ。國學院大學大学院博士課程修了。上代文学専攻。文学博士。國學院大學名誉教授。もと、古事記学会代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

89
特に歌の部分は、現代語の方が意味が掴みやすいので有難いです。八百万の神々の誕生と活躍は上巻に濃縮されていたのね。神器が山、海、空が分たれた時に生まれたというのが浪漫があります。しかし、水蛭子や淡嶋はこの国に相応しい子ではないと見なしたり、妹の死の原因になった迦具土神を斬ったり、黄泉の国で変わり果てた妹にドン引きしたりする伊耶那岐には何度、読んでも首を捻らざるを得ない。『眉輪王』の元ネタとなった目弱王の変が記されていたり、中国古典への影響が言及されていたりするのも興味深かったです。2018/08/28

molysk

43
日本最古の歴史書である、古事記。現代語訳の分量は文庫サイズで210ページ程度、阿刀田高の入門書は300ページ程度。要約しながらも原著より長いのは、簡潔な記述を補い、当時の知識を解説する必要があるため。自信がある人を除けば、無理せずに入門書の力を借りるのが妥当。一方、難しいことを考えずに、イザナギやイザナミ、アマテラスやスサノオ、ヤマトタケルらの活躍する場面を拾い読みするのもありと思う。古典への敷居をむやみに高くする必要はない。個人的には、雄略天皇を主人公とする池澤夏樹のワカタケルと古事記の対比を楽しんだ。2020/11/22

テツ

36
まだ世界が胡乱だった頃、神々は人間以上に人間臭く争い合い愛し合いこの日本を形作っていった。今は各地の神社に在わす神々が力強く躍動していた時代。神様って人間の持ち得る全てを、肉体も精神も感情もそうしたもののスケールを馬鹿みたいにデカくした存在なんだよな。一神教の神様と違い本邦の神様たちは親しみやすい。古事記が初めての方でも現代語と注釈のおかげで読み易いと思うので、興味のある高校生くらいの子にも良いかも。2017/10/14

禿童子

24
自然や動物の擬人化(私のお気に入りは山田の案山子)、滑稽さなど昔ばなしの要素と、皇統の継承をめぐる血みどろの殺し合いの醜い部分が入り混じっているのが印象的でした。神功皇后の登場以降は新羅・百済などの外国との関係がクローズアップされます。人間の起源が何も説明されていない。ヤマトタケルの東征の話に富士山が登場しない不思議など神話としての突っ込みどころは満載ですが、氏族の出自を説明することが主で、それ以外はおまけと考えれば仕方がないかと納得しました。2017/07/26

NORI

21
地元図書館の電子書籍サービスを活用したいけれど、順番待ちでなかなか借りられない。待たずに読める本・・で、まさかの「古事記」。 久し振りに読むついでに、登場する"鳥"を採集してみた(歌中含む)。全部網羅できたかな? 『カラス、ヌエ(トラツグミ?)、キジ、ニワトリ、沖の水鳥、ミソサザイ、雁、サギ、カワセミ、ウ、アマツバメ、セキレイ、チドリ、シトド(ホオジロ?)、白鳥、シロチドリ、カイツブリ、ツル、ハト、ヒバリ、ハヤブサ、ウズラ、スズメ』 倭建命は、シロチドリになった。でも、違う鳥説もあるらしい。2024/06/09

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