角川文庫 角川ソフィア文庫 I117-3<br> 江戸の高利貸

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角川文庫 角川ソフィア文庫 I117-3
江戸の高利貸

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044000714
  • NDC分類 338.21
  • Cコード C0121

出版社内容情報

蔵米取の旗本・御家人1万数千人を相手に、俸禄米を対象とする高利貸金融をわずか百人ほどで独占した札差。金を貸した恩を利用し、返済不能にして証文を書き替えさせ、最後の月はひと月分二重取りまでして莫大な利益を得ていた。しかし、幕府の基盤を揺るがすこのシステムは永くは続かなかった。高利貸の成立と繁栄、武士の困窮と借金棒引きの歴史を丁寧に解説。粋や通の文化を生んだ札差から、知られざる江戸の姿を描き出す。

【目 次】
ニッポン高利貸資本論
 現代の高利貸
 江戸の高利貸

札差の登場
 蔵米取と札差
 蔵宿師VS対談方

十八大通
 幕府の札差援助
 御蔵前馬鹿物語
 堕落する旗本・御家人

棄捐令
 借金帳消しの画策
 棄捐令発布

文化・文政の繁栄と天保改革
 札差株の下落
 化政期の札差文化
 天保の札差改革

維新、そして滅亡
 蔵米取の消滅と札差業
 
江戸札差一覧

あとがき

『江戸の高利貸』を語る


内容説明

蔵米取の旗本・御家人1万数千人を相手に、俸禄米を対象とする高利貸金融をわずか百人ほどで独占した札差。金を貸した恩を利用し、返済不能にして証文を書き替えさせ、最後の月はひと月分二重取りまでして莫大な利益を得ていた。しかし、幕府の基盤を揺るがすこのシステムは永くは続かなかった。高利貸の成立と繁栄、武士の困窮と借金棒引きの歴史を丁寧に解説。粋や通の文化を生んだ札差から、知られざる江戸の姿を描き出す。

目次

ニッポン高利貸資本論
札差の登場
十八大通
棄捐令
文化・文政の繁栄と天保改革
維新、そして滅亡

著者等紹介

北原進[キタハラススム]
1934年東京生まれ。立正大学教授、江戸東京博物館都市歴史研究室長などを経て、立正大学名誉教授。品川区立品川歴史館館長。専門は近世民衆史、古文書学。地方史研究協議会委員、東京都下の文化財保護委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

7
俸禄米の現物支給を原則とする膨大な官僚群は、年一度の収入により家計を安定して維持することは不可能である。そのため必要不可欠なシステムとして、元来米穀商であった商人に、その収入の運用を依頼することとなる。これが札差業である。次第に拡大する現金経済は、本来札差業務外である依頼主への貸付行為を促し、これが増大した結果札差は繁栄を迎える。此処に十八大通と呼ばれる奢侈と乱脈な消費活動の主が生ずる所以がある。農業を中心とする閉塞経済では資本は投資の拡大よりも消費に向く。彼らを幕政に寄生する者と一概に非難できないのだ。2021/10/11

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