出版社内容情報
なぜ、孔子の言葉は胸に響くのか。現代にも身近な実像を第一人者が描く。
「儒家の祖」「聖人」とあがめられる孔子。しかしその実像は、己の才能が認められない〈生の世界〉に抗い、晩年は近づく〈死の世界〉と対決し、自他への心安らぐ解釈を求めた生涯だった。
中国哲学史の泰斗が、「死」と「儒教」とをめぐる独自の学説と徹底したリアリズムで、野心と自戒とを胸に不遇の運命と闘い続けた人間像を追究。その生涯と言葉とのなかに、人間や現代社会がもつ普遍的問題を見いだす、比類なき孔子伝の決定版。
【時 代】
落日の王者――周王
諸侯の覇者
魯の国
【出 生】
出生の秘密
儒――死者と交わる者たち
異形の子
【青 春】
十有五にして学に志す
儒の二重構造
三十にして立つ
【野 望】
男児の悲哀
魯国の現実
四十にして惑わず
【不 遇】
旧勢力と新勢力と
空白の十年
五十にして天命を知る
【権 力】
仕官と善政と
謀略と成功と
粛清と失脚と
【流 浪】
三人の弟子
諸国遍歴
喪家の狗のごとし
【弟 子】
孔子の学校
孔子の生活
愛されなかった弟子たち
【対 話】
政治について
ことばについて
人間について
【終 焉】
死の自覚
孝の意味、愛の意味
愛と死と孝と
【著者紹介】
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内容説明
「儒家の祖」「聖人」とあがめられる孔子。しかしその実像は、己の才能が認められない“生の世界”に抗い、晩年は近づく“死の世界”と対決し、自他への心安らぐ解釈を求めた生涯だった。中国哲学史の泰斗が、「死」と「儒教」とをめぐる独自の学説と徹底したリアリズムで、野心と自戒とを胸に不遇の運命と闘い続けた人間像を追究。その生涯と言葉とのなかに、人間や現代社会がもつ普遍的問題を見いだす、比類なき孔子伝の決定版。
目次
時代
出生
青春
野望
不遇
権力
流浪
弟子
対話
終焉
著者等紹介
加地伸行[カジノブユキ]
1936年、大阪市生まれ。京都大学文学部卒業。大阪大学名誉教授。文学博士。専門は中国哲学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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