角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 孔子

個数:

角川文庫 角川ソフィア文庫
孔子

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044000455
  • NDC分類 124.12
  • Cコード C0123

出版社内容情報

なぜ、孔子の言葉は胸に響くのか。現代にも身近な実像を第一人者が描く。

「儒家の祖」「聖人」とあがめられる孔子。しかしその実像は、己の才能が認められない〈生の世界〉に抗い、晩年は近づく〈死の世界〉と対決し、自他への心安らぐ解釈を求めた生涯だった。
中国哲学史の泰斗が、「死」と「儒教」とをめぐる独自の学説と徹底したリアリズムで、野心と自戒とを胸に不遇の運命と闘い続けた人間像を追究。その生涯と言葉とのなかに、人間や現代社会がもつ普遍的問題を見いだす、比類なき孔子伝の決定版。

【時 代】
落日の王者――周王
諸侯の覇者
魯の国

【出 生】
出生の秘密
儒――死者と交わる者たち
異形の子

【青 春】
十有五にして学に志す
儒の二重構造
三十にして立つ

【野 望】
男児の悲哀
魯国の現実
四十にして惑わず

【不 遇】
旧勢力と新勢力と
空白の十年
五十にして天命を知る

【権 力】
仕官と善政と
謀略と成功と
粛清と失脚と

【流 浪】
三人の弟子
諸国遍歴
喪家の狗のごとし

【弟 子】
孔子の学校
孔子の生活
愛されなかった弟子たち

【対 話】
政治について
ことばについて
人間について

【終 焉】
死の自覚
孝の意味、愛の意味
愛と死と孝と

【著者紹介】
HASH(0x3917228)

内容説明

「儒家の祖」「聖人」とあがめられる孔子。しかしその実像は、己の才能が認められない“生の世界”に抗い、晩年は近づく“死の世界”と対決し、自他への心安らぐ解釈を求めた生涯だった。中国哲学史の泰斗が、「死」と「儒教」とをめぐる独自の学説と徹底したリアリズムで、野心と自戒とを胸に不遇の運命と闘い続けた人間像を追究。その生涯と言葉とのなかに、人間や現代社会がもつ普遍的問題を見いだす、比類なき孔子伝の決定版。

目次

時代
出生
青春
野望
不遇
権力
流浪
弟子
対話
終焉

著者等紹介

加地伸行[カジノブユキ]
1936年、大阪市生まれ。京都大学文学部卒業。大阪大学名誉教授。文学博士。専門は中国哲学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

51
中国哲学史に詳しい文学博士の加持伸行氏が、中国春秋末期の乱世に生きた孔子の人間像を、数多の史料と今までに著された参考文献を参照しながら、死と儒教の関係については独自の考察を加え、あぶり出していく。実に興味深く読むことが出来た。主題からは逸れるが、仏教は中国では仏学という学問として生き残り、日本では仏教(宗教)として開花し、儒教は中国では儒教という宗教で、日本では儒学(学問)として今日に至っていると、なるほどと納得した。また著者が幾度も引いている白川静著『孔子伝』を読んでみたい。2016/10/30

きさらぎ

5
33年前の出版以来、2度の改訂を重ねた孔子伝。原著執筆当初「リアリズムとしての孔子伝を目指した」という。その言葉の通り、本書の孔子はとても人間くさい。他人に認められたいという野心、認められない憾み。軍事に疎い訳ではないがやはり机上論的な判断で喧嘩上手の子路にたしなめられたり、風采の上がらない弟子の才能を見損なって後に反省したり。孔子を取り巻く人物像も生彩を放って面白い。また中国思想の専門家らしい原需論、孔子の農村共同体社会的発想の限界、中国人の宗教観の分析等のトピックも興味深く、読み応えのある一冊だった。2017/07/04

はちめ

2
論語関係で一番最初に読んだのがこの著者の「儒教とは何か」だったと思う。20年以上前のこと。だからということはないのだがこの著者の解釈が最も受け入れやすい。本書も書かれたのは30年以上前だが内容的には十分新しい。2016/05/30

さとうしん

2
著者による『論語』・儒教研究の成果を踏まえた孔子伝。個人的には、本旨からは外れるだろうが、三十歳以降の孔子がそれなりに裕福であったとする「孔子の生活」の項が面白かった。かねがね当時の諸子はどうやって生計を立てていたのかと疑問を持っていたが、その疑問の一部に答えうる内容となっている。2016/05/04

うらかすみ

0
孔子の伝記。論語は読んだことはあるが、孔子がどのような生涯を辿ったのか初めてひと通り学んだ。時代背景の説明が詳細で、距離や面積、役職など、現代の日本に例えて示してくれるので大変わかりやすかった。孔子は浮き世離れした聖人ではなく、行政的手腕を認められたかった人だったのだ。2017/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10750141
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。