内容説明
時は、文政2年(1819)秋。杉崎道場という小さな町道場に、めっぽう腕の立つ男がいた。師範代、神谷又十郎である。その武技に目をつけた楽翁(元老中・松平定信)は、水野忠成の悪政を正す、世直しのための「隠密組」に誘う。又十郎は政治を嫌って断るが、水野の欲望のため、ある孤児院が立ち退きを迫られたことを知る。義憤に駆られた又十郎は楽翁への協力を決め、「隠密組」を結成する!大人気のNHK土曜時代劇を完全小説化。
著者等紹介
金子成人[カネコナリト]
脚本家。1949年長崎県生まれ。72年『おはよう』でデビュー。98年『魚心あれば嫁心』『終わりのない童話』で第16回向田邦子賞受賞。大河ドラマ『義経』他、多数のドラマの脚本に携わる
梶本惠美[カジモトエミ]
脚本家。『春むかし』でデビュー。『コスメの魔法』『キッパリ!』『御宿かわせみ』『オトコマエ!2』他、テレビドラマの脚本を多数執筆
横山一真[ヨコヤマカズマ]
脚本家・劇作家。1964年東京生まれ。『眠れぬ夜の戯れ』で文化庁舞台芸術創作奨励賞・現代演劇部門佳作受賞。『水戸黄門』『姫路城秘話』『人形佐七捕物帳』など多くのテレビドラマや演劇の脚本を執筆
藍川慶次郎[アイカワケイジロウ]
新潟市生まれ。法政大学中退。1991年から日光江戸村グループ「伊勢戦国時代村」などの座付台本作者を17年務める。2005年『萩の露薬研堀小町事件帖』で時代小説デビュー。著書は他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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