角川文庫
武蔵三十六番勝負〈2〉水之巻―孤闘!吉岡一門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043943999
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

家康の追っ手から逃れるため、散り桜舞う京に入った武蔵。目立たぬように鴨川縁を歩いていたが、やくざ者に追われる娘を助けてしまう。お礼にと連れられた先は、娘の実家、刀商「備前屋」。武蔵はそこで、刀工・本阿弥光悦に出会い、ある強力な刀を授かる。一方、武蔵が京にいると知った家康は、再び刺客を手配する。それは日本一の兵法者と名高い、吉岡一門。武蔵は道場主・吉岡清十郎と決闘することに…。シリーズ第2弾。

著者等紹介

楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県生まれ。出版社に勤務し、歴史雑誌編集にたずさわる。96年『十二階の柩』(講談社)で作家デビュー。99年『名探偵夏目漱石の事件簿』(廣済堂出版)で第8回日本文芸家クラブ大賞受賞。歴史ノンフィクション、人物評伝、児童書、時代小説など幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
前巻での負傷で死にかけたところを山里の住人に介抱されて、すっかり人間が丸くなった感じの宮本武蔵。けれども、いざ戦いとなると相手を煽りまくった上で圧倒的な強さで叩きのめすというチンピラぶりであります。成長したのか成長していないのか…。京都所司代の要請で武蔵と戦うことに吉岡清十郎が乗り気でなかったり、一乗寺下り松の決戦は人質をとって武蔵をおびき出すという展開だったり、手垢のついた題材に新味を出そうとする作者の苦心はうかがえるものの、武蔵が強すぎるからか、淡々とノルマをこなすように戦いを続けている印象。星3つ。2018/10/02

ikyo_01

1
武蔵は相変わらずだけれども周りに好感のもてる登場人物が登場し、動きも出てきた。読みやすかった。これからどうなって行くのだろうか。2011/01/19

三田主水

0
死にたがりの武蔵の今回の相手は吉岡一門。しかし吉岡が武蔵に挑むそもそものきっかけが、武門の意地ではなく、権力者に命じられて、というのが象徴的で面白い。何故家康や幸村が武蔵に執心するのか、今ひとつわかりにくいのは困りますが…2011/01/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2029391
  • ご注意事項

最近チェックした商品