内容説明
浅草の蛇骨長屋に住む浪人・曾路里新兵衛は、酒がなくては生きてはゆけぬ、というほど無類の酒好き。仲間の不祥事により改易になって以来、何ものにも縛られない気ままな暮らしを楽しんでいた。だがある日、ついに生計が立たなくなり、やむなく岡っ引きの伝七に依頼された辻斬り事件の探索を引き受ける。実はこの新兵衛、酔うと剣技が冴え渡る「酔眼の剣」の使い手だった!人気著者が放つ、書き下ろし新シリーズ第1弾。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年、熊本県生まれ。脚本家・放送作家などを経て、94年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
40
酔いどれて候「酔眼の剣」1巻。酔拳を思い浮かべる、酔えば剣が冴えわたる面白いシリーズ、短編仕立てになっているが話は繋がっていて展開が速いので読みやすい。酒代を稼ぐために岡っ引きの手伝いをするが、いつの間にか岡っ引きを使っているような、しかし表には出てこない曾路里新兵衛さん次回はどんな活躍なのか。2014/02/25
酔拳2
24
酔えば酔うほど強くなる酔拳、とはちょっと違うけど酔って柔軟になった心技体から必殺剣が繰り出されるって感じかな?でも長持ちはしない模様。設定が佐伯泰英の酔いどれ小藤次にちょっと似てる。ただこっちの方が本当に呑べえ。隙あらば飲むからね。ただ飲ましてくれるならなんでもする訳ではない。そこの矜持がかっこいいね。2024/07/02
Kira
19
図書館本。「酔いどれて候」シリーズ第一弾。酔うほどに剣技が冴える浪人曽路里新兵衛が、岡っ引きの伝七を補佐して事件を解決する。もう少しドラマティックなストーリーを勝手に期待していたのだが、可もなく不可もなくといった感じだった。新兵衛の人のよさとプライドには好感が持てた。でも、続きを読むかは未定。2023/04/17
ゆずぽん
5
予想通り「酔拳」的なやつでした。 2014/06/06
史
2
酒を飲み、騒動に巻き込まれるも対処して、また酒を飲む。そんな酔いどれ浪人の物語。まあ、悪くない。2022/08/11
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