内容説明
なぜ自分の思い通りにならないのか。他人ばかりいい思いをするのはなぜか。私たちはそんな考えにとらわれがち。でも怒り、嫉妬、不安、憎しみなど心に生まれる負の感情は、自分の心が勝手に作る「妄想」だと気づけば、人生がスッと楽になるはず。長年にわたり日本でブッダの教えを伝えてきたスマナサーラ長老の言葉は、読むだけで心が一瞬に軽くなる力を持っています。あなたの人生が幸せになる―今が「気づき」のチャンスです。
目次
はじめに 心って何ですか?
第1章 人生に意味はありますか?
第2章 人生の目標ってなんですか?
第3章 あなたは本当に不幸なのですか?
第4章 すべてのことに理由がある
第5章 苦しさから解放されるには
第6章 智慧ある人になるために
著者等紹介
アルボムッレ・スマナサーラ[アルボムッレスマナサーラ][Alubomulle Sumanasara]
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年スリランカ生まれ。13歳で出家となる。スリランカの国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事。メディア出演や全国での講演活動で大きな反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
La Principita
3
心のあり方、考え方は一種「くせ」なので、事実を事実としてのみ見る、妄想を入り込ませない、そのためには訓練が必要。訓練と言っても「自分の考え方を意識する」だけでOK、という話は、自分でもすぐに取り組めそうで、励まされる。 2012/02/23
のの
2
一度しかない今この瞬間を大事にするべきで、今やるべきことをやるべきだ、とわかっているつもりでも、どうしても未来や過去にとらわれてしまう。そんな状態に改めて気付かされました。感情と、物事の判断は一緒にするべきでないこともすこしわかった気がします。読みやすくて、仏教の知識がなくても誰でも手に取りやすい本です。2010/05/17
やまえつ
1
ブッダの教えをいろんな角度から説いたもの。読み進むにつれて智慧ある人へと近付いていくように配置されているように思える。読みやすい本だと思う。2010/05/21
あき
0
今目の前にいる助けなければならない人が神、自分が生きることによってまわりが幸福や助けになる生き方、自分の主観を他人に押し付けない、ほめられなくてもいいと教育、幸福とは私のしていることで多くの生命が助けられてる役に立ってると感じること、無知とは智慧がないこと自分が止まった状態、自我をもたないで生きると楽、世の中は常であり止まらない、疲れてる嫌になってる状態を認識する、戒律とは自分にも他人にも害を与えないこと、自分自信の中を見つめろ、自分やまわりや生命全体にとってマイナスの結果になることは悪の行為2015/05/16
青い鳥☆彡
0
★★★☆☆(2014/04/読了)学習した事・・・「業」と「因縁」の本当の意味。行為と結果。不幸になるには必ず原因(因縁)がある。嫉妬、怒りなどが原因となって人は不幸になる。幸福だと思ったらそれは業であり、不幸だなあと思ったらそれも業。心を強くするには自分の心を客観的に見る。心穏やかに生きるには、道徳の方程式に従って正しく生きること。@私の場合は何かで迷った時、自分目線(主観)で考えず第三者目線で客観的に考えたり、哲学的に考えながら答を出すようにしているつもりだが、それほど悩まずに解決できていると思う。2014/04/20