内容説明
「向いてないからやめます」国政史上、前代未聞の理由で政界を去った元代議士・久野統一郎。竹下派、小渕派を経て「将来、大臣間違いなし」といわれたエリート2世議員である。しかし、本人は“政治家にはなりたくなかった”。不本意ながら政界に入ってしまった男がカネと選挙に翻弄され、奔走した10年間。政治とは?政治家とは?そして有権者とは?その実態を大宅賞作家が赤裸々に描く。必読の政治ドキュメント。
目次
序章 混乱する自民党
第1章 初出馬―神輿に乗る、神輿を担ぐ
第2章 永田町―バッジ、赤絨毯、グリーン車
第3章 五五年体制の崩壊―自民党、野党へ
第4章 阪神・淡路大震災―政治家としての自覚
第5章 選挙区と永田町のはざまで―義理と人情の鎖
第6章 公共事業の獲得―万博、空港、港湾
第7章 「今期限りで引退します」―意志を貫く
第8章 さらば永田町―我、郷里に帰る
終章 親父の選挙 息子の選挙
著者等紹介
小林照幸[コバヤシテルユキ]
1968(昭和43)年、長野市生まれ。ノンフィクション作家。明治薬科大学在学中の92(平成4)年、『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。99(平成11)年、『朱鷺の遺言』(中央公論新社・中公文庫)で、第30回大宅壮一ノンフィクション賞を、当時同賞史上最年少で受賞。信州大学経済学部編入学・卒業。明治薬科大学非常勤講師(生薬学担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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goro@一箱古本市5/5
毒ドーナツを食べたいな
sasha
西澤 隆
Ikuto Nagura
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