角川文庫
黒澤明―絵画に見るクロサワの心 Kadokawa Art Selection

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043943456
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0171

内容説明

映画の巨匠・黒澤明監督は1980年公開の『影武者』以降、画コンテ制作を映画を作る上での重要な過程に位置づけ、生涯で約2000点を遺した。スタッフは緻密に描き上げられた画コンテから監督の意図を読み取り、忠実に再現するために、それぞれの持ち場で用意周到に準備をしたという。丁寧に真摯に映画と向き合った黒澤監督。彼の作品への純粋な思いがあふれる画コンテ集。

目次

第1章 影武者
第2章 乱
第3章 夢
第4章 八月の狂詩曲
第5章 まあだだよ
第6章 海は見ていた
第7章 スケッチ

著者等紹介

黒澤明[クロサワアキラ]
1910年東京生まれ。18歳で二科展入選。36年にPCL(東宝の前身)に入社。以来、62年間にわたり映画作りに傾倒し、国際的に数多くの功績を残す。43年『姿三四郎』で監督デビュー。主な作品に『羅生門』(1950年/ベネチア国際映画祭金獅子賞など)、『生きる』(1952年/ベルリン国際映画祭独上院陪審賞など)、『影武者』(1980年/カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞など)がある。85年文化勲章受章。90年米アカデミー賞名誉賞受賞。その他、多数受賞。98年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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古古古古古米そっくりおじさん・寺

42
【読メ上品部】御存じ黒澤明監督の絵コンテから選者が秀逸なものをピックアップした画集。私は映画は苦手だが、この画集は眺めて飽きない。特に巻頭の『影武者』の章。この映画は見た事もあるのだが、日本史好きには嬉しくなる戦国絵巻をカラフルな絵で。信玄、信長、謙信から身分の低い者まで豪快に描いていて楽しい。続く『乱』もそうだが、こちらは主人公がおかしくなるのが見えて切ない。豪快である。『夢』『八月のラプソディ』『まぁだだよ』等、発表当時世間から面白くないと酷評された映画ばかりだが、絵コンテは素晴らしい。2015/10/10

菊千代

3
いや~買って良かった。映画を見てから絵コンテを見るのも勿論いいんだけど、この絵コンテを見てると映画がみたくなっちゃうね。2010/09/10

abusan3

2
理屈もわからない小さい頃に見た「夢」の風景はやっぱり特別なようで。映画では怖い場面なんだけど、赤富士噴火の絵を見ると懐かしいような何かから解放されたような、なんとも落ち着かない不思議な気持ちになる。気に入っていたエピソードだったわけでもないのだが、この中ではこれが一番好きな絵だ。2013/12/09

ロバーツ

0
4回目。次回読む時は映画を観てからにしようと思う。2019/02/23

ロバーツ

0
3回目。 今までに観たことがない映画でもイメージが浮かぶ詳細な絵コンテ。2019/02/17

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