内容説明
なぜ生きるのか。なぜ死ぬのか。憎しみや怒りさえも包み込む阿弥陀仏から、人である私たちは何を学ぶのか。ブッダをはじめ、法然、親鸞、蓮如など、先達のエピソードを引き、人生という答えのない問いを探ってゆく。信心とは、仏さまの力、すなわち他力によって与えられたもの―。西本願寺第24代門主が、現代を生きる艱難辛苦と、真摯に向き合い、考える。混迷の時代に光をもたらす名著の誕生。牛尾治朗氏との対談を併載。
目次
人はなぜ生きるのでしょう
人はみな、願われて生を受けています
人は誰でも、自分に都合よく生きようとするものです
鎧を脱いで接したら、世のなかはずっと生きやすい
「私の生き方」に不安や迷いが生じたら…
朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる身なり
信心の定まるとき往生また定まるなり
対談 これからの世の中について(大谷光真;牛尾治朗)
著者等紹介
大谷光真[オオタニコウシン]
浄土真宗本願寺派(西本願寺)第24代門主。法名・即如(そくにょ)。1945年京都府生まれ。東京大学文学部卒業後、東京大学大学院文学研究科修士課程(印度哲学)修了、龍谷大学大学院文学研究科修士課程(真宗学)修了。77年浄土真宗本願寺派第24代門主就任。全日本仏教会会長など、仏教界の要職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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