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角川文庫
グレートジャーニー人類5万キロの旅〈2〉灼熱の赤道直下から白夜のアラスカへ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043943227
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0195

内容説明

“最後の石器人”と呼ばれる、南米の先住民ヤノマミ。彼らは密林で動植物を狩り、人骨を使った儀式を執り行う。常に生と死が隣り合わせの世界をかいま見、自然界への畏怖や、家族の絆を実感する旅。アメリカ大陸を縦断していく中、グアテマラでは、新大陸の先住民として初の、ノーベル平和賞を受賞した女性と出会った。文化や文明が持つ、偉大なる価値と可能性を再認識させられる。人類の本質を探る旅の第2章。

目次

グレートジャーニーとは
アンデス山脈自転車縦断
カリブ海へ向けて
ギアナ高地
ヤノマミの村
新世界ザル
ダリエン地峡を越えて
自転車で中米を縦断
全霊祭の村
森の国コスタリカの動物たち〔ほか〕

著者等紹介

関野吉晴[セキノヨシハル]
1949年東京都生まれ。一橋大学法学部、横浜市立大学医学部卒業。93年から、あしかけ10年をかけ「グレートジャーニー」を踏破した。2004年から「新グレートジャーニー日本列島にやって来た人々」をスタート。99年、植村直己冒険賞受賞。現在、武蔵野美術大学教授(文化人類学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えっくん

19
★★★★☆第2巻はクスコから北米大陸を縦断しアラスカへ。今回の旅も強盗にあったり、悪徳警官にワイロをたかられたりと幾多のアクシデントを乗り越えながらの冒険でした。自然の驚異には敵いませんが、本当に恐ろしいのは金欲にまみれた人間なのかもしれません。旅の途中で立ち寄った先住民との交流ルポも含まれており、現地の暮らしに順応する関野さんには驚きです。道中の怪我の治療後、長期の静養地を日本を離れわざわざ南米に行って過ごしたというのも現地に魅了された強い想いがあるのでしょう。家族の理解は大丈夫だったのでしょうか。笑2016/05/01

piro

10
ペルーからアラスカへ。パナマ、コスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラ…民族的にも近しい国々なのに、各々が置かれた状況によって雰囲気・国民性が異なると言うのが興味深い。また南米ギアナ高地やヤノマミが住む村など、探検家関野さんらしい壮大な寄り道も面白い。これもまたこの旅の魅力です。ナバホのインディアンの風習が、以前星野道夫さんの本で読んだアラスカの先住民の風習とよく似ていて、彼らのつながりを強く感じました。人類の移動により北米大陸のマンモスなどの動物が絶滅したという説は新鮮な驚き。2018/03/11

tsubomi

7
2015.09.29-10.16:南米大陸の北米までの旅。気になっていた中米はあっさりと通過(したかのように記述が少な目)。よほど治安が悪かったのかな、という印象。密林の原住民に会いに行ったりギアナ高地に行ったり、またカナダやアラスカの原野を流れる川をカヤックで旅したりクジラをごく近くで観察したりするところは、読んでいて自分も旅しているような高揚した気分に。南米にこだわって旅してきた著者の、原住民との信頼関係もすごいです。グレート・ジャーニーといえばベーリンジア。これからどんな旅が待っているでしょう。2015/10/16

Atsushi

4
グレートジャーニー2では、南アメリカからダリエン地峡を超えて中央アメリカのパナマ、コスタリカ、ニカラグア、そしてメキシコ、アメリカ合衆国本島、アラスカまでの冒険が描かれている。 本書では、移動中の状況よりも、その地での出来事や人々との交流に重きを置いて描写されており、小説を読んでいるかのような感覚で読み進めることができた。 以下、備忘録。2019/02/23

のぞみ

4
大切なのは先ず何より『知ること』。数字を「3」までしか持たない人達が居る。大声で叫ぶと大雨が降ると言い伝える人達が居る。この宇宙は4つの層から出来ていると信じる人達が居る。砂絵に祈る人達が居る。熊との難しい共存を迫られる人達が居る。大きなエゴと小さなエゴがぶつかり合う場所が在る。知らなければ何も始まらない。この世界がどんな所か、私達人類がどんな存在か。そこで何があったか、今何が起きているか。ちゃんと自分の目で、耳で知りたいと関野さんは願ったんだろう。私達も自分の頭で考えなきゃいけないよ。2016/08/15

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