出版社内容情報
風野 真知雄[カゼノ マチオ]
著・文・その他
内容説明
星が降るような夜空の下、織江と初めて出逢ったのは、もう2年近くも前のことだった。長崎へと進む船の上で、彦馬は出逢いの時のこと、そして離れ離れの月日のことを想っていた。諸外国を巡るよう静山から任ぜられた彦馬は、一緒に日本を脱出するため、織江を待ち続ける。だが、織江を狙う黒い影もまた、長崎の地へ向かっていた。さまざまな想いが行き交う彼の地で、最後の戦いが始まる―。「妻は、くノ一」、ついに完結。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
83
だいぶ前に読友さんより頂いた「妻はくノ一」シリーズ完結編。一から順に読もうとしていたが叶わず、読んでしまった(^^;最終巻でも充分に楽しめた。「愛の力」恐るべし!ツインスター夫婦、永遠にお幸せに💕2018/11/03
文庫フリーク@灯れ松明の火
68
『妻はくノ一』シリーズ完結ですね。最初の巻からは予想もしない方向へ展開、それもまた一興。彦馬も雁次郎直伝の芸、披露するようになるわ、明治はヒコ・ツインスター&オリエ・ツインスターと名乗るわ、完結編と思えぬゆるさでした(笑)2011/09/08
けやき
51
遂に2人は再会!そしたら終わってしまいましたwでも後の人生も幸せそうでよかった、よかった。2021/05/22
まるる
41
織江が全然出てこないんだもん!やきもきしたわ。船上でのバトルはドキドキハラハラ!ハッピーエンドで良かった♪これで録画してあるドラマが見れる(∩´∀`)∩ワーイ すっかり風野さんファンになってしまいました♪次は『姫は三十一』を読みます。 雁二郎のお話も書いてくれないかなぁ。2013/05/15
mr.lupin
35
第十弾を読了してこの長かったシリーズも完結した。このシリーズを読んでいて、一時途中で中弛み的に感じた時もあったが、それでもこうやってシリーズを読み終えてみると、とても楽しむ事ができた。何はともあれ彦馬と織江が再会する事ができ、それに最後がハッピーエンドで終わったのもむっちゃ良かったー。また後日談も意外な展開でこれも良かったかな。読後感爽快な一冊だった。 ⭐⭐⭐⭐★2024/01/09