角川文庫 百鬼斬り―四十郎化け物始末〈２〉

風野 真知雄【著】

角川書店（2011/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 272p／高さ 15cm
• 商品コード 9784043931118
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

生計を立てるためにやむなく始めた化け物退治で、図らずも有名になってしまった浪人“からす四十郎”。小料理屋“こねこ”で安酒を呑んでいると、友人の井田清蔵が新たな依頼を持って現れた。閻魔が毎夜そば屋にやってきて、そばを食べ終わると、近くの閻魔堂へと消えてゆくというのだ。しかもその閻魔は美しい女性だという。調べを進める四十郎は、騒動の裏に隠された、意外な真実を知ることとなる…。大人気シリーズ第２弾。

著者等紹介

風野真知雄［カゼノマチオ］
１９５１年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。９３年に「黒牛と妖怪」で第１７回歴史文学賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[ゆみきーにゃ]

シリーズ二作目。今回も大活躍の四十郎！面白くて一気読み。ビビりながらも頑張って退治していくのに借金が増えていく。化け物退治、まだ頑張ってもらわないとね。

2022/04/03

[まるる]

化け物退治しているうちに、本当に幽霊を感じるようになっちゃった？化け物の仕掛けもだんだん大掛かりになってきた。そして、借金の額も(笑)　3巻でも三味線壊すのかな？たまに帰って来る娘が今度は何をやらかすのかも楽しみ。それにつけても、奥方の抜け目のなさよ。旦那を戯作のネタにしちゃうとか(笑)　これはきっと戯作が売れて芝居になって借金返せて奥方もすっかり元気になる展開かな？

2016/12/07

[rakim]

化物始末はともかく四十郎の大変なお父さんぶりも面白い。遠山奉行さまも鳥居 耀蔵（こちらは妖怪って言われていますもの！）も本格的に絡んでくるのでしょうか？気楽に読めるシリーズ物です。

2013/06/13

[Richard Thornburg]

感想：★★★　 シリーズ第2弾！　 不可抗力で借金は増え続ける一方の四十郎サンですが(笑)何でも一手に請けるのは男前ですね～　 相変わらず妖にビビりながらの四十郎サンなんですが、冷静に考えてみると現代よりも暗くて漆黒の闇で覆われる時間帯は、ちょっとした暗闇にも妖の気配を感じとれたのではと思います。　 本作では遠山桜で有名な遠山金四郎絡みの話が多いですが、遠山の金さんはTVでおなじみの気さくで親しみやすいイメージかな？

2017/06/14

[こおり]

化け物始末(2) ああ、またやっちゃったよ三味線…。増え続ける借金が無くなる日はくるのだろうか！？四十郎をつけ狙うカラスの一家まで拡大してきてウケる。易者からは今度こそ本当に死相が出でいると言われ、続きが気になるところ。これも楽しいシリーズです。

2017/06/10