角川文庫<br> ルート246―華麗なる詐欺師・倉田梨り子〈1〉憂さ晴らし、承ります!

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角川文庫
ルート246―華麗なる詐欺師・倉田梨り子〈1〉憂さ晴らし、承ります!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 383p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043920013
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「真の詐欺師とは、その才能を人の幸せにのみ使うものだ」伝説の天才詐欺師であり失踪中の父・寛治の“腕前”を継いで、仕返し代行ビジネスを始めた梨り子。情の深さと正義感ゆえ、ときに依頼人に騙されてしまう。だが、父親の知り合いと称する謎のおばちゃまや研介に助けられ、次第に成長していく。華麗な詐欺のセンスとテクニックを駆使して、梨り子が弱者の“憂さ”を晴らしていく、痛快ミステリー連作集、第1巻。

著者等紹介

藤村いずみ[フジムライズミ]
1962年生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学専攻卒。新聞社・出版社勤務を経て、企業PR・広告制作会社を経営。そのかたわら小説修業を始める。「海棠の花が散るまでに」が第40回オール讀物推理小説新人賞の最終選考作に。「孤独の陰翳」で第19回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞。2002年、「ミステリマガジン」連載の殺し屋シリーズ第1話「コンプライアンス」で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らなん

14
初めての作家さん。2008年。文庫。連作短編集。ドラマ化。上司に騙され、彼には大金を騙し取られた梨り子。失踪中の天才詐欺師だった父の仲間に誘われ、勉強をして詐欺師となった梨り子は、仕返しの代行業をすることになった。お金を巻き上げられた人、義弟の不倫をやめさせたい人、正当な報酬を払ってくれない会社等々、詐欺の技術を駆使して報復する様は楽しい。父の失踪の理由が不明のままなので、次巻で明らかになって欲しい。2021/02/03

らむり

5
雛形あきこさん主演でテレビドラマ化されていたとは知りませんでした。犯罪小説ですが、どろどろぐろぐろ好きの人には物足りないかもしれません。信用詐欺やサイバー犯罪などの知能犯罪です。父娘愛小説という面もあって、最後数ページで急展開します。鳥肌立ちました。なかなか面白かったです。著者のあとがきもGOOD。2012/10/31

もも

4
国道246号線の起点近くに事務所がある コンシェルジュ マダム・リリー。詐欺の 手口を駆使して依頼人の憂さ晴らしを代行する。一話一話、パターンが違うのであきがこない。何年も前の本だけど、楽しかった。246にも意味があったのね。そして、あとがきが、けっこう衝撃的で、もう1話読んだような得した気分になりました!2019/02/16

麻耶子

2
再読。人のためじゃなく、八つ当たりでは?と思うようなツッコミどころは若干あれど、面白かった。読みやすいです。2014/10/10

カメ

2
「犯罪者としての詐欺師になるつもりはないが人の役に立ちたい」と、復讐ビジネスを始める梨り子。やってることは十分犯罪だと思ったのと、関係ない人まで詐欺るのはどうかと思った。でも章によっては面白かったし、続編も購入。これから読みます。2009/05/09

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