角川文庫<br> 美食探偵

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角川文庫
美食探偵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043919031
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

2009年度大河ドラマ『天地人』の著者が描く傑作時代小説!
『食道楽』を著した洋行帰りのグルメ作家、村井弦斎。明治三十年の湘南を舞台に、当時の一流文化人である玄斎が、難事件を解決する、傑作時代小説!

内容説明

「大隈重信公が館から消失した?」明治30年代、文士として活躍する村井弦斎のもとに、時の総理大臣が忽然と姿を消したという報が入った。執筆の傍ら、ホームズの向こうを張って数々の事件の謎を解く弦斎に、助けを求めにきたのだ。だが、邸宅の植物園には荒らされた跡が…。果たして首相はどこに、なぜ消えたのか?当時のベストセラー『食道楽』を著した実在の文士を主人公に、気鋭が描く食通探偵小説。

著者等紹介

火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て88年『花月秘拳行』で作家デビュー。2006年に上梓した『天地人』が09年のNHK大河ドラマに決定、同作では第13回中山義秀文学賞を受賞し、現在最も注目されている歴史小説家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

63
グルメ小説『食道楽』で明治時代に50万部売り上げた村井弦斎が、後に妻となる大隈重信の従妹の娘・多嘉子と事件の謎解きをするバディ物。出てくる料理がおいしそうで『食道楽』も読もうという気にさせる。明治時代の元勲たちも多数登場して明治時代の大磯の雰囲気が伝わる楽しい作品。まだ二人の仲は進展していないので続編が読みたい気分になるのが悲しい。調べてみたら平塚では弦斎さんはとても有名な人だったのね。2020/06/09

まるる

47
まず驚いたのは、主人公が実在した文士で実際に『食堂楽』という著書があったことだ。昔から日本人はグルメ情報が好きなのね。劇中のお料理が全部おいしそう。実際に行った事があるお店も出てきたりでテンション上がります。当時の政治家も実名で登場するので、明治の文化を楽しみながら読めた。ミステリとしては普通かな。2016/06/06

ジュール リブレ

26
東京から2時間、大磯の別荘地に起こる謎。今では考えられないような気もするけれど、明治の元勲、まだ健在の頃のミステリー。食事のシーンは、わずかだけれど、美女と事件には困らない。2015/04/11

のり

23
実在する文士、村井弦斎を探偵に仕立て難事件を解決させる。明治の激動の中の史実を織り混ぜながら、大隈重信、伊藤博文、等が登場する。タイトル通り食にも言及していて楽しく読めた。実際に弦斎は「食道楽」を出版し50万部 の大ベストセラーを記録している。こちらも読んでみたい。2015/11/11

たらこりっぷ

13
主人公はあの村井弦斎です。かなり分厚い本だった「食道楽」を以前通読し、明治時代の食の風景を事細かく書き残してくれたことに感激したのを思い出しました。ストーリーのあちこちに登場する明治時代の最先端の料理を再現しつつ、ドラマ仕立てにしたら上品な番組ができそうです。ミステリーを期待せず、明治の美食とそれをめぐるたたずまいを楽しむ一冊です。2015/02/09

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