内容説明
真田幸村の人柄に惚れ、「真田十勇士」の1人として配下に加わった霧隠才蔵。豊臣家に与した才蔵は、幸村から形勢逆転の“秘策”を授かり西国に赴いた。一方、徳川家康は豊臣家を根絶やしにすべく虎視眈々と大阪城を狙っていた。決戦を前に、十勇士を襲う徳川の放った刺客、根来忍者衆と隠密の切り札・柳生兵庫助。人知れず繰り広げられる大阪“闇”の陣の行方は?歴史小説の雄が壮大なスケールで贈る、戦国時代絵巻。
著者等紹介
火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て88年『花月秘拳行』でデビュー。2006年に上梓した『天地人』が09年のNHK大河ドラマに決定、同作では第13回中山義秀文学賞を受賞し、現在最も注目されている歴史小説家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ウィズ
9
火坂先生の初期の作品です。史実に想像を織り混ぜつつ、楽しんで書かれているのが、よくわかります。2016/06/01
naolog
7
言葉には気を付けよう。何が普通かなんて人によって違うのだから。しかしまぁ才蔵の生末が途中からなんだかなぁ。これもひとつの生きにくい世の中、なのか。2016/06/01
りか
5
初めての忍者小説。読みやすくて面白かった。甚八と秀頼のその後には、思わず「うそー!?」と叫んでしまいましたが、嬉しかったです。最後はちょっとしんみりしながら読了しましたが、読了後の余韻に浸りながら、才蔵と小糸さんのその後のことをもう少し詳しく描いてほしかったなあ…なんて思いました。でも初めての忍者小説がこの作品で良かったと思ってます!才蔵がとても魅力的!忍者小説にしばらくハマりそうです(笑)2013/10/08
rakim
4
久しぶりの真田十勇士小説はやっぱり面白い。「それから」の十勇士それぞれが、小説とはいえ!そう来ましたか!と楽しめました。個人的には今まで読んだ火坂さんの中で一番好きです。色事場面が少し多すぎる感はありましたが、才蔵の魅力とスイカズラの花には勝てず?時代小説、忍者小説好きな方にはお薦めかと。2011/11/25
伊東
2
愛宕裏百韻から大阪冬の陣以降の真田幸村、大介まで、正史とフィクションが絡まって面白かったー忍者活劇最高です!2015/11/07
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