角川文庫<br> 女たちは二度遊ぶ

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角川文庫
女たちは二度遊ぶ

  • 吉田 修一【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043912018
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

電車で遭遇した目を見張るように美しい女。電話ボックスで見かけた甘い香りを残した女。職場で一緒に働く世間に馴染めない女。友人の紹介でなんとなく付き合った怠惰な女。嬉しくても悲しくてもよく泣く女。居酒屋から連れ帰った泥酔する女。バイト先で知り合った芸能界志望の女。そして、中学の時に初めて淡い恋心を抱いた女…。人生の中で繰り返す、出会いと別れ。ときに苦く、哀しい現代の男女をリアルに描く短編集。

著者等紹介

吉田修一[ヨシダシュウイチ]
1968年長崎市生まれ。97年「最後の息子」で文學界新人賞を受賞し作家デビュー。2002年に発表した『パレード』で山本周五郎賞受賞。同年発表の『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞。07年に上梓した『悪人』で毎日出版文化賞、大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

451
かつて「野生時代」に連載されていたもの。11の短篇から成るので、読者たち(大半は男だと思われる)は11ヶ月にわたって毎月違った女性とデートできる楽しみを味わったのだろう。しかも、結構自分達にも身近そうに思える女性たちばかりである。もっとも、実際には現実で遭遇することはないのだが。そこはまさに小説の力である。作者もそれを心得ていて、毎回シチュエーションも違うし、様々なタイプの女性を登場させている。しかも、いずれの女性も期間限定であり、やがて別れが待っていた。そこに一抹の寂しさを味わうこともまた小説の醍醐味。2022/04/04

夢追人009

171
人生の中で通り過ぎた11人の美しい女達を描く短編集。男って奴は勝手だけど昔を思い出すと懐かしくもほろ苦い二度と会えない美女達を想ってふっと愛おしくて堪らない気持ちになるのでしょうね。少し感傷的ですが、私が本書にふさわしいBGMだと思える歌を2つ紹介しますと、堺正章さんの名曲「さらば恋人」いつも幸せすぎたのに 気づかない二人だった 悪いのは僕の方さ 君じゃない。そしてもう一曲は吉田修一さんと同郷の長崎県生まれのさだまさしさんの歌「おむすびクリスマス」の結びの歌詞。本当は とても幸せだったと あとで気づいた。2018/11/29

ショースケ

164
2006年、まだスマホが一般的にそれほど普及していなかった時代。軽いタッチでいろいろな男女の関係を集めた短編集。私が読んだ吉田さんの小説とは随分雰囲気が違う。 それにしてもいろんな女性がいるものだ。出てくる男性は真面目に学校に行ってない大学生、就活中のフリーター、契約社員にこぎつけたいつでもいい加減な男等々。女を操っている様に思っているが、どの男も女に程よく手玉に取られている様が面白く読んだ。何も考えず、さらりと読める。2022/01/31

ミカママ

138
大好きな吉田修一さんの久しぶりの短編集。解説によると、物語中のどの女性も、吉田さん自身が出会って通り過ぎて行った人たちらしい。なんとなく吉田さんのダメ男ぶりを見るようで、ワクワクしながら読みました。彼の小説に出てくるのって、ダメな男とデキる女っていう組み合わせが多いような気がします。ドラマ化されたのかな、観てみたかったです。2014/08/04

yoshida

109
11の作品による短編集。11人の様々な女性が登場。日常で会いそうな女性達。突飛な人物が現れないことが現実味を与える。「どしゃぶりの女」は3ヶ月居着いた女性を描く。泊まった翌朝の雨。雨がやむまで居たらと話したら、ずっと居る女性。外出もしない女性に男はバイト帰りに弁当を買う。いつしか感情が献身に変わる。3日家を空けると彼女は消える。ラストに余韻がある。「殺したい女」が特に印象的。実際にいそうで身近に感じたからか。読了後は自分に置換えて考える。印象や刹那の記憶が蘇る。人生の未知の出会いが待ち遠しくなる。佳作。2022/04/24

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