角川文庫<br> サッカーボーイズ14歳―蝉時雨のグラウンド

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角川文庫
サッカーボーイズ14歳―蝉時雨のグラウンド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043899043
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

2年生になり、キャプテン武井遼介を中心に新チームが動き始めた桜ヶ丘中学サッカー部。ゴールキーパー経験のあるオッサが野球部をやめて入部するも、シュートを怖がったり集中力が切れたりと、なぜか様子がおかしい。オッサの致命的ミスで、大切な試合にも負けてしまう。チームに生じる不協和音。遼介は、オッサが人に言えない悩みを抱えていることを知る…。14歳の少年たちが爽やかに駆けぬける、青春スポーツ小説、第3弾。

著者等紹介

はらだみずき[ハラダミズキ]
1964年、千葉県生まれ。2006年『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』でデビュー。「本屋大賞2007得票Point別イチ押し本!」として書店員に取り上げられ注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

89
星川と野球部のオッサが入部、小暮が外部コーチとして就任。期待膨らむもオッサの様子がおかしい。総体はオッサのミスであっさり敗退。サッカーを楽しくプレーできない遼介たち。チーム内もギスギス、小暮から特に指導なし。キャプテンの遼介の肩に大きな負担が…。そしてオッサの身に起こってることを知る。「気付けなくてごめん」遼介の言葉が切ない。星川に引き抜きの話がありと、本当に色々な出来事が突き付けられる。一つ一つと向き合って、皆で解決策を模索して。たくさんの壁にぶち当たって色々な事を経験して乗り越えて成長するんだもんね。2021/10/19

扉のこちら側

82
2016年561冊め。シリーズ3作め。中学2年生の秋までの話。サッカーの知識がないせいでポジションだったり、ゲーム中に各選手がどう動いているか理解はできないので雰囲気読み。オッサの件での野球部との事件は、中学生という年齢のため確執が生じても仕方がないいきさつだったとは思うが、現実でも起きていそうなリアルさがあって思い気持ちに。5作めを先に読んでいるので次の4巻でシリーズ読破予定。2016/07/16

再び読書

54
青春とはジレンマと解く、と言うような子供の葛藤がイライラや、その当時の若さ故のフラストレーションを感じる。この巻のメインテーマはまさかのオッサの苦しみだった。その苦しみにイライラさせられるほど不器用な遼介が、最後は仲間と共に立ち向かう。この大人からすれば、とっととせいっとするほど慎重な姿勢が、彼の人を実は引っ張っていく吸引力だと、ゆっくり気付く。小暮が、1974年のワールドカップのクライフ時代を持ってサッカーの魅力を説明たするところが、印象的だった。ヨハン・クライフと言う偉大な選手が現代をも紐解く2016/09/24

あむぴの

33
シリーズ3作目。前作で、この歳で将来のことを考えるのは早いと感じた。でも、サッカーでは、早くないということをこの14歳の作品の中で語っていた。「いつの時代でもサッカーは、サッカーでしかないんだ」との言葉に胸を掴まれた。その言葉にはいろんな意味を含んでいるだろう。2011年6月、角川文庫。2017/01/13

ももかさん

29
なかなか進まない本は休憩して、こちらが入手できたので。いや~読みやすい!等身大のリアルなサッカー小説。みんなの成長がいいですね。続いて読んじゃいますか~。2016/07/02

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