内容説明
笑って、泣いて、怒って、泣いて。恋をして、失恋をして。本を読んだり、たいせつな存在と出会ったり。さまざまな経験が、きみをやがて大人にするのです。大人になったきみの姿がきっとみつかる、がんばる大人の物語。いま読みたい名作を厳選、超豪華ラインアップでおくる、短編小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
88
心の友『守護神』を手に入れた森絵都さん、仕事と子育ての両立を頑張るシングルマザーの奮闘記を描いた奥田英朗さんは再読。これは何度読んでもいい。そして編集長として「将棋ファン」に捧げた10年がイギリス在住の一人の男性の存在で無駄ではなかったこと、またその男性の一生を知ることで恋人への想いがこみ上げてきた大崎善生さんがよかった。自分のことだけ考えるのではく、少し耳を傾けることで大切なことが気づけ心が軽くなった山本文緒さん、周章狼狽する様が伝わるアシスタント時代のエッセイを描いた原田宗典さんも楽しませてもらった。2016/05/31
優希
65
大人を主役にしているので、将来の姿が見られることでしょう。様々な経験をして大人になる自分は、頑張る大人になっていると思いたいです。この歳に読んでも、まだまだ子供だなと思わされました。2019/06/14
まるほ
37
本シリーズは『恋愛編』『切ない話編』を読了していますが、十代がターゲットにも関わらず、●十代の私にも刺さる話が結構ある、ということで本編も手にしました。“オトナの話編”ということで、これまでの中では最も身近に感じられました。▼森さんの『守護神』は実は4年前に既読だったのですがすっかり内容を忘れており、あらためて新鮮な気持ちで読みました。振り返ってみたところ当時も「印象深い」とレビューしていました。携帯ストラップ欲しいです。▼原田さんの話は、自らの体験のエッセイ?▼5編いずれも読後感が良くハズレなしでした。2022/11/22
Satomi
36
「十代のための新名作」いやいや、どうして!!ハマりました!!40代のわたしですが、響いた~!!働く事の意味とか、人を思いやる気持ちを思い出させてくれるヤル気の出る一冊♪大崎善生さんの「ケンジントンに捧げる花束」が特にお気に入り!!2015/01/29
Natsuko
24
作家ラインナップで即借り。「オトナの話編」とのことだが概ねお仕事もの短編。原田宗典さんの飄々とした文体、好きだなーと再認識、懐かしさも感じる。奥田英朗さんのお仕事小説は新鮮、「ガール」も読んでみたい。 このアンソロジーシリーズは知らなかった、「友情編」の作家ラインナップも好み💕2023/06/28
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