内容説明
何もない空間から銃を生み出す「銃使い」。1万人から1人が発生する銃使いは、銃の携帯が法で禁じられるこの国では、存在そのものが違法であった―。銃使いによる立て篭もり事件に巻き込まれた高校生・矢崎リュウザは、激烈な銃撃戦の中、自らも銃使いとして覚醒してしまう。国家特別銃取締局の攻撃に追い詰められたリュウザを救ったのは、銃使いたちによるレジスタンス組織、アフリカン・ゲーム・カートリッジズだった。
著者等紹介
深見真[フカミマコト]
熊本出身。小説家、漫画原作者、脚本家。2000年第1回富士見ヤングミステリー大賞を受賞、02年には『アフリカン・ゲーム・カートリッジズ』でカドカワエンタテインメントNext賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dai(ダイ)
14
自由に銃を空間から取り出せる能力を身につけてしまった主人公。荒唐無稽もここまでやればいっそ清々しい。銃撃シーンは迫力あり引き込まれる。続きがとても気になるが1冊で完結してるようなので、別の本を「ヤングガンなんたら…」を読んでみようか。2014/06/23
gentleyellow
2
デビュー作だそうで。銃とレズと虚無感と殺伐。先生何一つ変わってないじゃないですか。もうなんかすごいっすね。この人の作品は何をみても「この人はこれでいいのだ」という納得しかない。一貫しているし、完成している。2015/06/18
nyapoona
2
深見真のデビュー作。多元世界から銃を引っ張ってくるとかバイオ工学が発展しているとかそういうSF的ガジェットが全て「同性愛者がガンアクションする」ために使われている贅沢さ。百合!薔薇!暴力!の三要素しかなくて本当に最高だった。2015/06/07
にのまえとか辺見とか
2
なんという疾走する思春期のパラベラム感……。深見真の原点がここにあったと感じた。2013/09/20
テツ
2
深見さんの初期衝動が詰まったような作品だった。衝動に突き動かされるままに書いたような勢いが好きです。2012/11/12