出版社内容情報
人間って、本当に馬鹿だわ。人間が私たちに勝てるわけないのに――。夜の帳が降り、静かで平和に見える町が闇に覆われる頃、次々と起こる動機不明の連続殺人事件。誰が敵か味方かも分からない、恐怖と狂気に追い込まれる人々。そして闇と血が支配する〈谷〉の秘密が明らかに!
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
今日 マチ子[キョウ マチコ]
イラスト
内容説明
人間って、本当に馬鹿だわ。見当外れのことでわざわざ、私たちを駆り立てて…。人間が私たちに勝てるわけがないのに―。夜が降りてきた。暗がりが町を大きな翼で包みこむ。静かで平和に見える町の背後で起こる動機不明の連続殺人事件。誰が敵で誰が味方か。狂気と憎悪と混乱が渦巻く中で、人間の想像を超えた恐るべき何かが動き始めた!闇と血が支配する「谷」の秘密とは?戦慄のサスペンス・ホラー。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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shoko
29
ユーモラスなサスペンスを描く作家さんだとずっと思い込んでいました。この2作品でイメージがかなり変わった。前作でもやもやとしていたものは、完全には晴れなかったけど。このシリーズはこれで完結、なのですよね2019/11/30
coco夏ko10角
19
この前『魔女たちのたそがれ』を読んで気になったので手に。前作ラストから数年後、続編・解答編。前作は「この町で何が起こっているのか?」とミステリーだったが今回はホラーな感じ。あの子の能力すごすぎる。その後の町の様子が印象的。ラストちょっと怖い…。2022/06/02
ポコポッコ
10
その昔SFCで発売した「魔女たちの眠り」の原作小説。SFC版はかなりハマってやり込んだので懐かしくなり購入。内容はSFC版と世界観は同じでありつつも、別の物語といった印象。SFC版は割とすぐに町に突入するが原作は終盤でようやく町(谷)に突入する形で起承転結の「承」が長かった。懐かしさ補正で楽しく読めたが、人類側のとある人物が強すぎてカタルシスを感じる暇もなく敵が消滅した(笑)正直このスピード感は好き。なお本作は「魔女たちのたそがれ」(未読)の続編とのことで、もしかするとSFC版はそちら側の設定が多いのかも2019/08/17
kumo
10
★★★☆☆
ウメ
6
20数年ぶりの再読。そうそう、吸血鬼ものだった。都合良すぎる展開や現実味のなさに苦笑してしまうが、懐かしさも満載。回収しきれない伏線や根拠不明の謎が、中学生の頃の自分には恐怖ましましに映ったのだろうなあ。2021/09/18
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