内容説明
16歳の少女・綾は、父親を不慮の事故で亡くし、スイスの寄宿学校に留学することになった。寄宿舎での1日目、不思議な睡魔に襲われた綾は意識を失う。そして気がつくと、なんと1888年のロンドンで「アン」という名で暮らしていたのだ!街は、殺人鬼(切り裂きジャック)の影に怯えていた。以前からこの事件に興味をもっていた綾は、自分の手で捕まえると意気込むのだが―。時空を超えて繰り広げられるミステリー。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。1976年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
94
「時をかける少女 ヨーロッパ編」といえばわかりやすいかもしれない。 父がなくなり、後をついで社長におさまる少女。 スイスとイギリスを舞台に、 切り裂きジャック を追いかける。 現代の切り裂きジャックも現れ、 2転、3転する。 2つの場所と年代を行き来して、 最後は解決へ向かう。 芯の強いお嬢様が、赤川次郎の理想だと分かる。2011/05/11
くらげ@
10
(☆☆☆)切り裂きジャックのいる時代と現代を行き来する少女綾。あれ?結局社長業は?この人誰だっけ?どうしてこの展開??あの時代のアンは??のような目まぐるしい話についていくのが大変でした。これ、シリーズかな?また借りてみようと思います。2013/12/18
四葉
8
過去の切り裂きJの正体を書きたいが為に~といった感じの印象を受けた本作。Jの正体はとても意外で当時の情勢や階級制度等を読んでいて詳しく知りたくなってしまいます。主人公は災難続きの綾、物語の展開的にも少し年齢が幼く感じる。もう少し上の年代でその年齢に似合う好奇心でもって物語を盛り上げて欲しかった気もします。物語自体は面白かったです。2012/07/05
あつ子🐈⬛
6
再読。タイムスリップものです。この作家さんの最強の武器である独特のテンポの良さで、509ページがあっという間でした。ああ、宮部みゆきさんの『蒲生邸事件』も読み返したくなってきたぞなもし。2025/02/03
アキ
6
切り裂きジャックの存在は知ってはいたけど、詳しい内容は よくわかってなかったからドキドキしながら読みましたよ。 いやぁ~初っ端からテンポの速い展開で忙しいのよ。 タイムスリップものなんだけど、本体ごと移動するわけではない。 あっちではアンという名前のお嬢様で記憶は共有している。 1888年と現代の切り裂きジャックの犯人を探す主人公の綾が お嬢様のくせに肝据わり過ぎ! さすがに切り裂きジャックの正体には驚いたけど 謎が謎を読んでどんでん返しがあってハラハラドキドキで楽しかったぁ~2012/06/27