内容説明
日本の戦後を決定づけた「日本国憲法」は、こうして生まれた。ポツダム宣言を受諾した日本政府に、マッカーサーは憲法改正を指示した。担当大臣として、改正を最小限にとどめようとする松本烝治。政治生命を懸ける近衛文麿。一方、GHQは、民政局行政部を中心に憲法草案にとりかかる。戦争放棄の発案者は誰だったのか?マッカーサーが新憲法を急いだ理由とは?日米の駆け引きと、憲法に情熱を注いだ人々を描く長編小説。「日本国憲法」全文付き。
著者等紹介
ジェームス三木[ジェームスミキ]
1935年、旧満州奉天(現・瀋陽)生まれ。劇団俳優座養成所に入り、歌手生活を経て、67年「月刊シナリオ」のコンクールに入選。野村芳太郎監督に師事し、脚本家に。テレビドラマのヒット作を多く生み出し、86年「澪つくし」で第7回日本文芸大賞脚本賞、88年「独眼竜政宗」でプロデューサー協会特別賞を受賞。映画「善人の条件」では監督も務めた。『八代将軍吉宗』をはじめ、『翼をください』『葵 徳川三代』『存在の深き眼り』など、自ら小説化した作品も多く、テレビドラマ『憲法はまだか』で97年に放送文化基金賞脚本賞を受賞している。99年、第50回NHK放送文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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