角川ホラー文庫<br> ひだり

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角川ホラー文庫
ひだり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043843039
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

比陀理神社では、巫女のアルバイトをしていた短大生が怪死し、ジョギング中の男が突然死する事件が相次いだ。この神社には、「鳥居は必ず右足からまたぐべし」という掟があったのだ。比陀理中学に転校してきた言美は、この町では校庭の陸上トラックも路線バスもなぜか右回りであることを不思議に思い、その由来を調べ始める。どうやら、この町では「左」が封印されているらしい。そして、血塗られた町の歴史が新たな惨劇を呼ぶ。

著者等紹介

倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社勤務を経て、98年より専業作家。幻想小説、ホラー、ミステリを中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

36
最初の方は好きやけど途中から違う作品のようなイヤな感じの怖さになった。目に見えない「ひだり」の怖さが薄れるぐらい、人間の嫌な部分、エゴの怖さみたいなんに変わった気がするので何か違うなぁと感じてしまった。うーん、最後の方はゴジラを応援する気持ちに近いかも。 ところで八神宇鏡って誰ですか?これだけじゃあ能力が分からん。見る力は有るようやけど被害者は続くから結局トンチンカンにしか思えん・・・。2011/05/07

MK2

9
日照り→ひだり。日照りをなくす→ひだりをなくす…生け贄の左側を石で叩き潰す…なんじゃそりゃ~。と思える現代が幸せだとは思う。死霊となった現代の生け贄にされた子が今までの生け贄の子たちに悔しくないのかと…エンタメです。楽しむしかない。2018/02/18

ちょん

8
面白かった。怖かった。人間の汚い、恐ろしい部分が露骨に表れていて、気持ち悪くなった。呪いという目に見えないものを武器に復讐していく、言美の行動に胸がすっとしてしまった。2012/11/18

wakatsuk

6
後半の展開がまさに超展開で(勿論良い意味で)吹いた。存外に良い読後感を感じてしまう自分は大丈夫だろうか(笑)2009/05/19

roomy

4
おもしろかったけど えっ〜えっていう後半。けど言美、やったな!って怖かった前半に比べてなんだかアクションのように。すっきりした。笑2011/10/16

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