内容説明
地球儀から消された国は、世界に宣戦布国する。致死性ウイルスが死の嵐を招いた世界。国家Jは患者の隔離所にされるが、憎悪を糧に生き延びた。ウイルスを克服した英雄は戦争大臣を名乗り、この世の殲滅に動く―「お前は大臣じゃない!俺の弟だ!!」西塔寛一には完璧な弟・颯がいたが、“断罪者”を名乗る男達に襲われ失踪してしまう。行方を追う寛一の前に黒い本を携えた1人の男が現れ…。最強ダークファンタジー開演。
著者等紹介
遠藤徹[エンドウトオル]
1961年神戸生まれ。東京大学卒、同志社大学言語文化教育研究センター教授。2003年、「姉飼」で第10回日本ホラー小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もか*
3
確かに残酷ではあったが何か物足りなかった。物足りない感があるんだけれどラストが気になる感じで終わったので続きが気になる。2011/07/08
むーこ
3
場面転換と残酷な描写は上手とは言えない。 設定などはおもしろいと感じたが、場面が変わるたび、残酷なシーンがでてくるたびに冷めた。そのうえこれといって魅力的なキャラもでてこない。(つみきさんはちょっと気になる。) ただ、続きが気になる終わり方だったのでぐだぐだ買いつづけてしまいそう。2011/03/03
浅貝めぐみ
2
『姉飼』と『壊れた少女を拾ったので』が大好きなので、タイトルからしてすごく中二っぽい雰囲気だったけど、どうせ100円だからと古本で購入。インテリがラノベ書いたらこうなるのかな、という印象。ところどころの文章は遠藤さんぽい感じがして、決して嫌いじゃないし、それなりに読めたけれど、人に勧めたくはならない。いきなりパラレルワールドっぽくなったし、続編読まないとなんとも言えないかも。2013/11/05
ごった
2
現実世界と異世界の話。個人的には微妙。一番微妙なのはタイトルだと思いますが。けど、現実世界にリンクしている異世界のJ国に対する各国の対応は、現実にありそうで納得。2011/02/18
あぽろ
2
凄まじい負のエネルギー。いくら何でもJ国に対する仕打ちが非道すぎやしないかい。2011/06/03