内容説明
世界を転戦するF1レースとヴェルガ・ウィルスの拡散状況とに奇妙な一致を見つけた美由紀は、自らマシンのハンドルを握りレースに参戦する。卑劣な妨害や不審な事件が相次ぐ中、驚異的な動体視力を用いて勝ち進む彼女の前に、謎の組織ノン=クオリアが立ちはだかる!彼らが実践した「マリーの部屋」の人体実験とは?そして美由紀がただ一つ見抜けない、愛の感情がもたらしたものとは?今、新たな物語が始まる…。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズば累計500万部を超える人気作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そのぼん
20
今回も国際的な展開となっていました。鳥インフルエンザなど、その当時の社会的な話も取り入れてあったのが良かったです。上巻を読み終わったとき、岬美由紀が、どうなるのか心配でしたが、下巻を読んで納得できました。2013/03/08
どんちん
17
「活字で読む大人向けの漫画」(解説)。うん、このシリーズはその通り!!w 今回もその流れ通り、F1マシンでコース外を走るし、戦闘機で実弾発射するし、しかも今回は世の中にその行動がオープンになっているしw F1と鳥インフルの関係は、ちょっと無理がある気もしないが、まぁいいや、千里眼シリーズだから。それより少しだけ美由紀の人間らしい恋愛感情がみれて、ホッとした。2014/03/25
すずきさん
13
自分の弱さ、障害を乗り越えて、人類の危機を救ってしまう岬はやっぱり凄い。2016/06/01
Yuki
12
相変わらずの千里眼シリーズですね。今回もF1に出るわ、戦闘機で戦うわ、縦横無尽な活躍の美由紀さんでした。上巻では、精神疾患で苦しんでいましたが、その症状をまさかそのように利用するとは、驚きです。まあ、現実的ではないのでしょうが、その発想がすごいと思いました。シリーズも残り少なくなって来ましたが、新しい敵も出てきたようで、どうなるのかちょっと気になります。2014/11/25
ひー坊
10
作品とは関係ない話題だと思って何気なく読み進めていたら、伏線だった!のオンパレード。流石、松岡圭祐先生。2019/01/22