内容説明
皮を剥ぎ、肉を削り、骨を砕く。独自の倫理観で悪人たちに残虐な拷問を加える連続殺人鬼、玄田道生。そして霊能力を持った女子高生、神山美咲。ふたりの魂が交錯するとき、恐るべき惨劇の幕があがる―。怪しい新任教師の目的は?謎の霊能者、樹坂麿宮の正体は?絶対絶命の窮地に陥った同級生たちを、美咲は救出できるのか!すべての謎が解き明かされる、ジェットコースター・ホラー、最恐のシリーズ完結編。
著者等紹介
福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年福岡県生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て作家活動に入る。著書に第10回大藪春彦賞受賞作『すじぼり』など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MarsAttacks!
11
シリーズ完結のわりに、すっきりしない終わり方。拷問シーンのグロテスクさに、むず痒さを感じましたが、物語としては怖くない。とにかく色々な拷問の方法を考え実行する人類が、一番怖いと言うことなのかな。それと、この前見た映画「インモータルズ 神々の戦い」に登場した鉄の牛さん、アレが何の意味のある装置か解らなかったけど、これを読んですっきりしました。れっきとした拷問道具だったんですね。2011/12/05
kumo
3
★★★☆☆2014/10/01
のぐちみ
3
2011年出版。三部作の完結編と知らず、読んでしまった! が、巻末にこれまでのあらすじが記載されていたので概ね理解。ホラー会のライトノベルですね。この作家さん、グロ描写が描ければいいんだな? と2冊目にして察してみました。「ストーリーや人物設定などはかざりです。偉い人にはそれが分からんのですよ」といいそうだ~。2012/11/25
warimachi
2
そして怪作と化した。嫌いではないけど、もっと丁寧に書いて欲しかったかな。2020/12/17
けめこ
2
2巻で広げた風呂敷が3巻でどう収束するのか、ドキワクして読みました。しかし、その結果ホラーがSFで終わってしまったのが個人的には残念。途中までの拷問三昧残酷描写の克明さと、ハムラビ王も仰天のシリアルキラー玄田道生の登場が良かっただけに…。玄田さんはジェイソンやフレディに共通するような恐ろしさ。その執念を憑依した本人にも適用してほしかった。 ファラリスの雄牛は漫画「嘘食い」や、映画「インモータルズ」に出て来た。割と有名な拷問道具なんでしょうかね?2012/05/07




