内容説明
「負けたのは何かが足りないから」―4年前、中田英寿はそう語ってピッチを後にした。その“何か”を探す旅、それがジーコジャパンの4年間だった。指揮官の唱える「自分たちのサッカー」に選手は混乱し続ける。そんな彼らがいかに覚醒し、どう成長していったのか。ジーコジャパンの全試合を完全生取材してきた著者が、監督、選手の生の声を織り交ぜながら、この4年間の数々の試合を振り返る。ドイツ大会必須の1冊。
目次
第1章 「宿題」―02年6月・彼らに欠けていたもの(2002FIFAワールドカップ。ベルギー戦の陥穽;ロシア戦。勝利をもたらしたDFの勇気と決断 ほか)
第2章 「暗闇」―02~03年・もがき続けるジーコジャパン(ジーコジャパン誕生。「個の重視」に立ちふさがる壁;コンフェデレーションズカップ。光明と痛み ほか)
第3章 「覚醒」―04年・積み重ねた勝利の記憶(2006FIFAワールドカップアジア一次予選。海外組の疲弊;4月・東欧遠征。ジーコの変化 ほか)
第4章 「成熟」―05~06年・ドイツに向かって(2月・宮崎合宿~北朝鮮戦。変化したチームの空気;3月・イラン戦。中田英寿の復帰 ほか)
著者等紹介
戸塚啓[トツカケイ]
1968年神奈川県生まれ。法政大学法学部卒業。サッカー専門誌編集者を経てフリーのスポーツライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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