内容説明
妊娠中の中学生ゆいは、叔母夫婦が営むペンションで出産することにし、一家で人里離れた雪深い山奥までやってきた。急な環境の変化に戸惑いを隠せないゆいの父母。何事にも現実感を見いだせないゆい。そして、近所に住む異様な風貌の男。雪崩で道がとざされ、電話も通じないなか、それぞれの歯車が狂っていく―。気鋭の脚本家が描く、殺戮系ホラーが登場。
著者等紹介
佐藤有記[サトウアキ]
1977年、神奈川県生まれ。札幌学院大学を卒業後、映画美学校へ通う。同校在学中に書いた脚本が瀬々敬久の目に留まり『ユダ』の原型とされ、同作品に共同脚本として参加。映画芸術ベストテン第一位を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じゅんぢ
28
最初から最後までありきたりなホラーだった。残念ながらこの本を読んでも映画の方にも、興味わかない。2019/02/05
みや
24
妊娠した女子中学生が雪山の家を訪れ、次々と家族が死んでいくホラー映画のノベライズ本。一人称と三人称、複数人の視点がコロコロと入れ替わり、映画の場面をそのまま繋げていった感じ。「今、誰なの?」と何度も分からなくなり、困ってしまった。これは映像で観た方が変なところで悩まずに済みそう。人様の家に堂々と入ったり、三角屋根の上で立ったり、雪の中を激走したり、妊娠中とは思えない行動は、正にB級ホラーの主人公。ページ数も内容も薄っぺらいが、映画になると手軽にグロとホラーを楽しめて良いのかもしれない、前向きに捉えている。2018/09/07
のりすけ
5
時系列がめちゃくちゃ、文章が素人以下、構成がなってない!これでよくシナリオ云々と表示出来たもんだ。妊娠3ヶ月で親に打ち明けてる段階なのに、もはや「お腹が目立ってきた」そうで逃げるように叔母の家に家族で押しかけ(母親仕事はどうした)まだ日数も経っていないのにもう「腹がせり出し胎動がある」。事件を回顧するときは「30分前」。文章は???となるくらい、意味がわからない。正直ラノベ以下。じゃあスプラッタシーンが多いかと言われたらしょぼいだけ。これを出版できたことがある意味ショッキング。2016/09/22
もあ
3
妊娠中の中学生ゆいは、叔母夫婦が営むペンションで出産することにし、一家で人里離れた雪深い山奥までやってきた。急な環境の変化に戸惑いを隠せないゆいの父母。何事にも現実感を見いだせないゆい。そして、近所に住む異様な風貌の男。雪崩で道がとざされ、電話も通じないなか、それぞれの歯車が狂っていく―。気鋭の脚本家が描く、殺戮系ホラーが登場。2017/09/03
スパルタ
2
人称がいつの間にか変わってて、それに途中で気付いて読み返す箇所が多々あってストレス。展開は急だわ、ラストも唐突だわ、妊娠が全然関係ないわ、表紙が気持ち悪くて上向けて置いとけないわ、もうイヤ。2012/05/10