内容説明
東京の出版社に勤める香織は福岡のタウン誌に異動となる。そこに届いた一通のはがき。このはがきには下関の映画館での懐かしい思い出が綴られていた。取材に赴いた香織は、昭和の映画全盛期に幕間芸人という仕事に就いていた男・安川修平の存在を知る。彼とその家族の数奇な運命に心動かされ、香織は親子探しの旅に出るが…。『半落ち』『四日間の奇蹟』の佐々部清監督が贈る感動作を完全ノベライズ。
著者等紹介
佐々部清[ササベキヨシ]
1958年山口県生まれ。02年『陽はまた昇る』(日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎賞)で監督デビュー。以後、03年『チルソクの夏』、04年『半落ち』(日本アカデミー賞最優秀作品賞)、05年『四日間の奇蹟』と立て続けにヒット作、話題作を手がける
麻井みよこ[アサイミヨコ]
1966年生まれ。文筆業。ノベライズなどを多く手がける
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