内容説明
幼少の頃両親を殺された花城涼は、育ての親に暗殺者として訓練を受け、一流のアサシンとなっていた。己の本能だけを研ぎ澄まし、任務を遂行してきた8年間。だが、暗殺現場にいた女子高生リオを助けたために状況は一変、涼は組織から非情な選択を迫られる。女を殺すか、それとも…。緊迫した状況下で、涼は純真無垢なリオに惹かれてゆき、運命の決断をくだす―。新堂冬樹が描くスリリングで切ないトゥルーロマンス。
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
1998年作家デビュー。2003年恋愛小説『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。その翌年には『ある愛の詩』を、06年には『あなたに逢えてよかった』を刊行し、涙がとまらない“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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相田うえお
88
★★★★☆22066【アサシン (新堂 冬樹さん)k】両親を亡くした主人公の幼い男子が連れて行かれた先は、悪人を抹殺する必殺仕置人的人材育成所だった。ここで暗殺の訓練を受けて独り立ちしてからの話がメインストーリーとなる。あるミッションでイレギュラーな出来事により、それに関わる女学生を匿ったことから厄介な展開になっていく...と流れていきます。本作品、好き嫌いが分かれそうですが、当方的には楽しく娯楽読みさせて頂きました。ラストは誰もが予想出来るであろうド直球なベタ展開で逆に気持ちいいくらいの面白さ!(^^)2022/07/21
さっとん
45
新堂さん、初読み。 主人公が暗殺者で重たい話かと思いきや意外に恋愛要素が強くライトな感じでした。 何を期待するかによって賛否分かれそうな作品ですが、個人的には結構好きです。 新堂さんの他の作品も読んでみようと思います。2018/08/28
James Hayashi
32
かっちょえ〜。シンプルなストーリーであり、ハードコアであり悪役は社会のゴミと呼ばれる輩たち。若く背が高く親もなく暗殺者として育てられた涼は、エセ宗教家や、ヤクザの組長を始末していく。出てくるヒロインはイマイチ手に取りにくい様な、取ってつけたような浮いた存在。いろいろツッコミどころはあるが楽しめた。2020/06/04
青葉麒麟
27
あまりに王道でベタな展開に読んでる此方が恥ずかしくなっちゃうけど、それでもやっぱり私は此の作家が好き(^ー^)花を贈るって素敵。2012/06/08
うめぼし
20
アサシン=暗殺者 意味もわからず手にしたもののページが進むこと進むこと^^ やはり、男性作家のほうがよみやすいのか?! 次は誰の本を読もうか楽しみが増える(^^ゞ2015/03/11