角川ホラー文庫<br> レテの支流

電子版価格
¥770
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川ホラー文庫
レテの支流

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 425p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043771011
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

その水を飲むと過去を忘れてしまう忘却の川・レテ。怜治はS大医学部で脳を研究している友人山村が記憶を消去する装置を開発中だと知り、自分の記憶を消す決意をする。それは一世を風靡したバンド「レテ」のボーカルとして活躍した栄光の二年間の記憶だった。だが、過去と決別した怜治に連鎖するように、次々と奇妙な出来事が起きる!前代未聞のアイデアと圧倒的なストーリーテリングで読者を魅了する驚愕の記憶ホラー。第十一回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。

著者等紹介

早瀬乱[ハヤセラン]
1963年大阪生まれ。法政大学文学部英文科卒。現在大学受験予備校を経営。『レテの支流』で第十一回日本ホラー小説大賞長編賞佳作に選ばれる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいちゃっぷ

9
レテ(レーテ)の川の水を飲むと過去を忘れてしまうという。 一時は人気バンドボーカルだった主人公は、今の不動産仲介の仕事が上手く行かないのは絶頂期の記憶が足かせとなっているためだと思い、その期間の記憶を消去する処置を受ける。 だが不思議な出来事が起こるようになり、消した過去を調べようとするが・・・。 テキトーに収まるんじゃないのと思ってたら、そこまでやるかという状況になって驚いた。 期待してなかったけど、悪くはなかった。 425ページ 2015/10/17

Ai

3
記憶消去やそれがもたらす事件はおもしろく読んだ。でも、高校の同級生たちのしょーもない過去を、引きずり過ぎていたので、辟易した。2017/02/11

ネムル

3
ホラ大の佳作作品で、失われた記憶を求めるミステリ風の構成にオチはSF。良くいえばディックばりの現実感覚の崩壊の炸裂だが、悪くいえばノストラなんとかみたいなトンデモ本(いや、むしろこれは良いところか)。2009/06/27

62560

2
酔歩する男やペイチェックを思い出します。普通に面白いと思うのですが、後半部分がなんかなあ…。終わり方はこれしかないという感じです。府に落ちないのは、小山の親父がどうやって8という数字にたどり着き、息子の復活を目論んだか、という点。親父に告白させてから殺した方がもっとスッキリ完結できたのでは、思いました。2011/07/07

斎(いつき)

1
#レテの支流 #早瀬乱 #KindleUnlimited #読了 確かかなり昔の角川ホラー大賞。アンリミにいたので読む。 少し小難しい脳科学の話とハッキリしない主人公に翻弄されながら読むも、 最後の場面で (…幸せであって欲しい) と願ってしまった。2023/06/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/484462
  • ご注意事項

最近チェックした商品