内容説明
CIAから公安調査庁にもたらされた極秘情報。それは恐るべきものだった。「北」が空気感染する生物兵器の開発に成功、日本への持ち込みを図っているという。アメリカの怖れる最悪のシナリオは、在日米軍が無力化されたうえで、「北」が朝鮮半島を南進することだった。テロリストを殱滅せよ…。クアラルンプールでCIAに嵌められ、一度きりのミッションを背負わされた朝倉恭介は最強の敵と対峙する。シリーズ第5弾。
著者等紹介
楡周平[ニレシュウヘイ]
1957年生まれ。米国企業在職中の96年に『Cの福音』で衝撃デビュー、同作はたちまちベストセラーとなり、一躍脚光を浴びる。圧倒的なリーダビリティと日本人離れしたスケールの大きさで読者を魅了するエンタテインメント界の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kenichi Yanagisawa
46
あの朝倉恭介がなんとCIAに協力。北朝鮮が在日米軍基地をターゲットとしてバイロテロを仕掛けようとしていた。ハラハラドキドキの連続。面白かった。2013/03/31
shiozy
37
まるでゴルゴ13みたいな朝倉恭平である。化学兵器の「北」を敵に回して向かうところ敵なし状態である。最後は沖縄米軍キャンプ内での死闘。荒唐無稽であるが爽快でもある。さあ、シリーズ最終巻に行こうかのう。2016/10/14
James Hayashi
24
シリーズ物の第3弾。CIAが度肝を抜く方法で朝倉恭介をリクルート。日本を舞台に北朝鮮とアメリカの対立。ウィルス兵器を日本の米軍基地にばらまかれる工作を未然に防ぐため、悪役の恭介が善(CIA)に加担する。 初期症状が風邪に近いため、外出しより多くの感染者を出すという恐ろしいもの。かなり本格的なテロ、ハードボイルドで飽きることなく読了。こういうストーリーはツッコミどころがいくらかあるのだが、ほとんどなく楽しめた。 2014/11/02
Syo
21
凄いねぇ2022/07/04
MJ
21
1999年の作品。北朝鮮が在日米軍基地を無力化するため、ウイルス兵器の散布を画策。朝倉恭介がなんと⁉︎CIAのエージェントとして北朝鮮の作戦阻止に動く!連絡に公衆電話を使ったり、飛行機内で喫煙できたり、時代の違いを感じるシーンも多いが、ウイルスの脅威は正に今日の我々が実感している通り‼︎2021/01/06
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