内容説明
1950年に誕生し、東亜日報・朝鮮日報・文化日報など韓国の代表的新聞に50年間続いた4コマ連載マンガ「コバウおじさん」。国民的人気を博し、韓国の現代史と共に歩み、常に庶民の眼でその時代を見つめ鋭い風刺で等身大の韓国を描き出したコバウおじさん。その厳しい視線ゆえ、休載を余儀なくされた時もあったが、常にコバウおじさんは、韓国現代史の記録者として人々と共にあった。コバウおじさんの声に耳を傾け、韓国現代史の一端を覗いてみよう。そこから同時代を生きる我々日本人にも見えてくるものが、きっとあるはずだ。
目次
コバウおじさんとは何者か?
人々の暮らし
韓国を楽しむ
日本と世界を見る目
李承晩の時代
朴正煕の時代
全斗煥・盧泰愚の時代
金泳三の時代
金大中の時代
コバウおじさんの50年
私の韓国現代史
著者等紹介
金星煥[キムソンファン]
1932年開城(現北朝鮮)生まれ。景福中学(旧制)在学中からマンガの寄稿や雑誌の記者などをし、連合新聞にも連載を始める。韓国新聞マンガの第一人者として活躍。「コバウおじさん」は、連載約1万4000回を数え、2000年9月に幕を閉じた。日本でも翻訳が出ている。国民的人気は、今も衰えず、2000年11月には記念切手が発行された。国立図書館には同氏の常設コーナーが設けられている
植村隆[ウエムラタカシ]
1958年高知県生まれ。早稲田大学政経学部卒。1982年朝日新聞入社。千葉支局、テヘラン支局長、ソウル特派員、外報部デスクなどを経て、現在中国総局記者。学生時代より韓国に関心を持ち、朝日新聞入社後、延世大学(韓国)語学堂に留学
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感想・レビュー
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