内容説明
私の夫は転勤族。二年に一度は引っ越しだ。引っ越しとくれば大掃除。最後にまとめてキレイにするから、普段は掃除なんていいや、と思うのは、ごく当然のことだろう。しかしある日ある時、うちの後に入った人から、猛烈な抗議の電話が。「汚くて汚くて、住んでられません!」「畳から虫が!」。そうだろうなあ、私も見た。畳の目から極小の、何だかよくわからん虫が這い出てくるのを。「ま、いっか」と放っておいたが。また出たか…。史上最弱?の主婦が日頃の悩みを赤裸々に!大爆笑書き下ろしエッセイ。
目次
主婦と朝
主婦と買い物
主婦と食品
主婦と引っ越し
主婦と新居
主婦と婦人会
主婦と葬式
主婦と弁当
主婦と料理
主婦と掃除
主婦と美容
主婦と夢
主婦と贅沢
主婦と背広
主婦と香り
主婦と趣味
主婦と生殖
主婦とムダ
主婦と孤独
主婦と恋
著者等紹介
青木るえか[アオキルエカ]
1962年東京生まれ。書評、競馬・競輪のエッセイなどの分野で活躍中。「本の雑誌」に書評エッセイを執筆のほか、大阪スポーツニッポンの競馬面で予想コラム「ギャンブル絵本」を連載
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
siro
40
忙しくて暫く読書から離れていたため、最初は軽めのエッセイから~なんて思って読んだら(笑)なんだろう…この人すごいなぁ…私もたいがいグータラだけど、この人に勝てる人はいないのでは?あまりにだらしなくてちょっとひく(笑)ここまでいったら駄目だ!と思い家事を頑張っちゃうという反面教師的な読み方も出来るし、上には上がいると安心しちゃってマイナス効果にもなる…という本です。興味があったらどうぞ(笑)2017/01/17
ダグラスまま
18
…スミマセンどころの話じゃないわ!笑)とても面白く読ませていただきました。もはやファンタジーの領域ですね。旦那さんのお弁当、おかずは畳んだ油揚げ、で大笑い。あんな不潔な部屋で猫3匹も飼って半ひきこもり生活なんてすごいなぁ。化粧を15年してないのも半端ない。というか普通の人なら気が狂うレベルだと思うのですが…。畳から虫、豆腐くらいのホコリあたりは読んでいてぞわぞわが止まらない。社宅奥様会、あの浪費癖から推測して旦那さんは高給取りでいい会社っぽいけどこれでいいのだろうか?知らない世界を見せてくれる良本?です。2013/07/30
北之庄
12
これも先日「本おや」さんで求めた一冊、あっという間に読了。かつて購読していた雑誌にコラムを連載していた彼女、当時から独自の主婦目線の内容に唸らされてました。 本作はそんな彼女の面目躍如、怠惰な(笑)主婦の本音だろうけど、こんな嫁さん絶対イヤやなってな、旦那衆唖然呆然必至の一冊です、くわばらくわばらw。2014/07/06
bluemint
11
こいつ酷いわ。ダメ主婦の告白のようだったが、次第に自慢話のように思えてきた。何があっても、汚れを見つけても「ま、いっか」と放置する。こんな主婦が絶対飼ってはいけない猫を三匹も飼い、ゲロ吐いても放置し、何年か後に見たらしっかり乾いていて、ペリッと剥がれるので都合が良い、などと言っている。全編こんな汚さの披露で、こうして思い出しても気持ち悪くなる。何も言わないダンナもかわいそう。これを読めば「こいつよりはマシだ」と思えるのが利点だ。汚部屋の持主に救いを与える本。 2019/06/08
読み人知らず
11
ほんとにすみませんでした。っていうかんじ。こんなにだめな人がいるもんなんだなあー2015/02/16