角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 蜻蛉日記〈1〉上巻・中巻―現代語訳付き (新版)

個数:
電子版価格
¥880
  • 電子版あり

角川文庫 角川ソフィア文庫
蜻蛉日記〈1〉上巻・中巻―現代語訳付き (新版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月04日 18時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043679010
  • NDC分類 915.33
  • Cコード C0195

内容説明

美貌と歌才に恵まれた女に権門の男からの求婚があった。結婚後も、与えられる以上の愛を求めて、自らの身を蜻蛉のようにはかないと詠嘆する、作者の21年間の内省的日記。物語とは違う新たな文学ジャンルを意識的に目指した作品の登場である。良質な本文がなく難解と言われる蜻蛉日記であるが、わかりやすい注とこなれた現代語訳を付した文庫の決定版。1には、上巻と中巻を収める。

目次

蜻蛉日記・上(序文;兼家の求婚;頻繁に来る兼家の文;文通 ほか)
蜻蛉日記・中(三十日三十夜;下衆の争いと転居;三月の節句―桃の花;小弓の賭物 ほか)
本文校訂表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロミ

10
訳文のみ読了。藤原兼家の妻のひとり、道綱母の愚痴日記文学(?)。道綱母の嫉妬は確かに怖くて、夫の愛人の子供が死んでよろこぶとかヒエ〜ってなりますが、正妻時姫からすればあなたも愛人だよっていうか。道綱母のネチネチしたところばかりがピックアップされがちですが、個人的には季節の移り変わりの描写や歳時記的な儀式の描写など、ゆったり時が流れている空気感を味わえたのが意外でとても良かったです。兼家と道綱母の間でオロオロする道綱が気の毒すぎる。2015/03/15

ミヤト

7
ほぼ日本語訳だけを読んだ。浮気男に苦しめられる作者の思いがつらつらと書き連ねられている。和歌がどれもかなり秀逸で相当教養があったのだとうかがえる。みみらくの島をはじめとした有名なシーンが多かった。上巻のほうが面白みがあったので下巻を読むか悩ましい。紫式部日記をはじめいくつか日記を読んだがこれもなかなかよかった。あんな夫でもなんだかんだ思っている作者はなかなかのもの。いつかは原文でチャレンジしたい。2022/07/04

けろ

4
当時の貴族社会の夫婦・男女関係を女性側は納得しているにもかかわらず、やはりかなり苦しんでいたのだというのがよくわかる日記。道綱や自分に関わる祝い事など華やかに行われただろうに、そういうことは書かずに、通ってこない兼家のことを延々愚痴る。美人の道綱母はプライドが邪魔をして、精神が満たされず幸福になれないのだ。人の心は昔も今も変わらないのだと感じさせる。2019/05/18

fukurou3

3
「夫は私のことなんか少しも大切にしてくれない、私は蜻蛉のようにはかないのだわ」と本人は書いているものの、中身を読んでみると藤原兼家さん、かなり気を使っているのがわかります。これだけしているのに奥さんにわかってもらえないなんて兼家さんの方が蜻蛉のようです。摂政だけど。こういう人、現代でもいそうです。全体としてセレブマダムの「私の生活はこんなにすごいのよ」ブログでした。こういう作品が千年前に作られたところが、日本の古典のすごいところです。

Kamieshu Noriko

1
大河を契機に読みました。 中学生時代に国語の授業で習ったときは、「なんてエキセントリックな女性だろう」と思いましたが、すべて読んでみると、確かにエキセントリックな部分はありつつも、頭がよく、肝の据わった女性だと感じます。 なにより「うつろひたる菊」の解釈が、国語で習ったのと全然違いました。「枯れた菊」と習いましたが、違うんですね。 霜焼けで紫になった白菊のことだそうで、平安貴族は「美しい」と愛でたものなのだそうで。 いろいろな意味で、目からウロコでした。2024/08/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/100615
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品