出版社内容情報
信長最大の敵は誰だったのか? 戦国時代を新視点で切り拓く歴史小説!織田信長軍団の若武者・長岡与一郎は、万見仙千代、荒木新八郎らとの勝負を経て、彼らの友情に支えられ重臣・明智光秀の娘を娶った。しかし本願寺攻めに出陣した与一郎は、新八郎の父・村重の裏切りに気づき・・・。
安部 龍太郎[アベ リュウタロウ]
著・文・その他
内容説明
織田信長軍団の若武者・長岡与一郎(のちの細川忠興)は、仲間の万見仙千代、荒木新八郎らとの勝負を経て、彼らの友情に支えられ、信長の養女にして重臣・明智光秀の娘・玉(のちのガラシャ夫人)を娶った。信長の夢に賭ける3人は、厚い友情で結ばれていたが、本願寺攻めに出陣した与一郎は、新八郎の父・村重の謀叛に気づく。本願寺を支援する毛利勢を操る「用捨一揆」の正体とは?乱世を駆け抜けた若武者たちの運命。
著者等紹介
安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年福岡県生まれ。国立久留米高専卒業後、作家を志して上京。図書館勤務等の傍ら作品を発表し、小説家に。89年から1年間、「週刊新潮」に連載した「日本史 血の年表」(90年、『血の日本史』と改題し刊行)で衝撃的なデビューを飾る。2005年、『天馬、翔ける』で第11回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
123
2009/12/26 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2022/10/20〜10/25 後に細川忠興となる長岡与一郎が主人公。信長の養女であり明智光秀の娘、玉(後のガラシャ)を娶る。本願寺攻めの最中、荒木村重が謀叛を起こす。村重や毛利の後ろで糸を引く用捨一揆とは何者か? これまで読んできた戦国もので村重謀叛についての作品は無かったように思う。与一郎の叶わぬ恋と同輩の友情も絡んだ多重の物語。下巻へ。2022/10/25
美代子
5
やっぱり面白い。忠興目線で信長周辺が描かれた本作は、歴史の空白をおもしろく描いていてわくわくしてしまう。この忠興が玉へどのように暴力性を持つのか。また村重の謀反なども誰の思惑なのか下巻が楽しみ。あと安部さんの描く信長がかわいいです2015/03/08
ナオデラ
4
若かりし頃の細川忠興が主人公。足利義昭による包囲網を辛くも脱しつつある織田信長。包囲網打開の仕上げとしての石山本願寺攻めの最中に与一郎(忠興)がもたらした荒木摂津守謀反の報。ポルトガルやイスパニア、宣教師や忍びの者、そして明智光秀の娘たち。まだ真相が見えません。2014/04/13
鬼山とんぼ
3
作者にしては史実より小説的脚色の比重が多く、軽めの作品。ガラシアの夫という割りには他の作者の手垢の付いていない細川忠興(与一郎)によほど興味を持ったのであろう。父の藤孝が76歳、本人が82歳で没するなどこの時期としては異例の長命で文人としても名高い。タイトルは側近だった主人公の視点から、作者が長く追い続ける信長による革命を見たというほどの意味か。2019/03/08
あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...
3
上巻は、荒木村重が謀反をおこすところまで~^^ 下巻が楽しみ♪2014/03/07
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