内容説明
つらい闘病生活を終え、今は夫・幸治さんの腕に静かに抱かれて眠ったようなベルナ…。おだやかな早春の光の中を走る車中で、私はベルナと暮らしたもう二度と戻ることのない、かけがえのない日々を思い出すのでした…。『ベルナのしっぽ』未収録のエピソードに加え、思いのこもった短歌を各話ごとに収録。著者と盲導犬・ベルナの出会いから、最期を看取るまでの13年間の日々をつづった愛と感動の物語。
目次
プロローグ 最後のドライブ
第1章 お母さんになりたい(三七歳の出産;犬との結婚式 ほか)
第2章 ベルナはお姉さん(保育園騒動;防災訓練 ほか)
第3章 いつまでも一緒(そろそろリタイアを;目薬大好き ほか)
エピローグ そしてベルナは星になった
著者等紹介
郡司ななえ[グンジナナエ]
新潟県高田市(現・上越市)生まれ。ベーチェット病で27歳、建設会社勤務時失明。現在、東京都江東区在住。「共に生きる社会とは何か?」「優しさってなんだろう」ということをテーマに「盲導犬ベルナのお話の会」を主宰。全国の幼稚園、小中学校、地域団体等で行なっている講演は、間もなく900回を迎える。日本文藝家協会会員。日本盲人作家クラブ同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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