内容説明
今ぼくは第二の人生を送っています。つまりぼくには前世があるのです。ある雨の日の晩にバロン・サムデイがやってきて、おなかをえぐられて、そうしてぼくは死にました。前世、ぼくは黒人でした。チャーリー―それがぼくの名前でした。―現世に蘇る、前世でいちばん残酷な日。不可解な謎を孕む戦慄の殺人劇に、天才少年探偵が挑む！長編本格ミステリ。
著者等紹介
歌野晶午［ウタノショウゴ］
１９６１年千葉県生まれ。東京農工大学農学部環境保護学科卒。８８年『長い家の殺人』でデビュー。大胆なトリックが島田荘司氏の絶賛を受ける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ＠2019.11.2～一時休止
71
前世の記憶は本当か？というお話。ちょっとオカルトっぽい感じもあるが面白かった。2013/08/30
takaC
69
チャーリー繋がりで読んでた。何年か前に単行本で読んだのにも関わらず、またしてもすっかり騙されました。学習能力なし？？？2014/07/23
勇波
61
歌野先生の結構前の作品だけど予想以上に良かった。テーマも非常に興味深いものだし、登場人物達の考え方もある意味ドライで共感が持てる。テーマがテーマだけに「お涙頂戴もの」になりそうな所をスッキリ爽快にまとまってる。。最新の医学テーマでジュリアン再登場ないかな★2015/05/30
たか
39
『前世、僕は黒人でした。僕の名前は チャーリー。ある晩、バロン・サムディがやってきて、僕はお腹をえぐられ死にました…』 前世の記憶を持つ少年。謎はおもしろく興味はひかれたが、途中でオチが読めてしまい、やや減点。 しかし、歌野晶午の意欲的な試みは相変わらず凄い。Ｃ評価2017/12/23
すたこ
37
★★★所々説明が長々しい部分があり、難しくて斜め読みしてしまったりもしたけど、いつの間にか夢中で読んでた。前世とか悪魔とか、苦手な分野なんだけど、流れが分かりやすくて興味を持って読めた。天才少年が天才過ぎて笑ってしまうくらい。重くて濃いテーマに読み応え十分の一冊。2015/08/01
