出版社内容情報
成績も、性格も、行いもよい子たちが突然変わってしまう。理解できない状況にとまどう親たち。徐々に、そして確実に増えている失速する子どもたちの実態を、診療の現場からレポート
内容説明
明るくて優秀な生徒の突然の登校拒否、人一倍元気に日常生活を送っていた子どもがおちいった燃え尽き状態。彼らに何が起こったのか―。“オトナ子ども”。それは、家庭で、学校で、大人に対して「よい子」でいることを頑張る子どもたち。しかし、「よい子」でいようとするがために子どもたちは常に緊張し、枯渇するまでエネルギーを使う。では今、親は、教師は、どう子どもと接していくべきなのか。現代の子育ての困難性を解明し、親と子どものあるべき姿を現役小児科医が提示する。
目次
第1章 突然やってくるよい子たちの失速(先生のお気に入りの優等生の場合;「すばらしいお嬢さん」の中学生;両親、祖父母に囲まれ、宝物のように育った子 ほか)
第2章 夢と消えたオーストラリアの羊療法(手のかかる子どものほうが、よい子ですって?そんなばかな!;オーストラリアで一日じゅう、羊のあとを追っていたら、頭なんて使わない;猫一匹飼うのも大仕事 ほか)
第3章 よい子をとりまく社会・親たち・先生たち(昔の子どもといまの子どもは全く異質;中身の違う昔といまの優等生;冷静で客観的、しっかりした親がオトナ子どもを作り出す ほか)
著者等紹介
三好邦雄[ミヨシクニオ]
1935年、東京生まれ。小児科医。小児の心身症、夜尿症の専門家。“医者離れした”柔軟な思考と深い洞察力で、子どもと親の問題と社会、文化との関わりを解明する
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