内容説明
1915年、辛亥革命から4年。革命政権は崩壊、軍閥は政敵を次次に暗殺し、政権を強奪した。ヨーロッパでは世界大戦が勃発、列強は中国を巡り蠢いていた。そのころ、天才詐欺師・伊沢修は、袁世凱に極上の中国料理を給仕していた。料理の褒美として、伊沢が中華民国大総統に願い出たのは、ある遺跡を発掘することだった―。上海、北京、徳島。稀代の陰謀家を権力の座から引きずり下ろす、世紀のペテンの幕がいま、切って落とされた。
著者等紹介
井上尚登[イノウエナオト]
1959年神奈川県生まれ。東海大学工学部卒。会社員を経て放送作家となる。99年『T.R.Y.』で第19回横溝正史賞正賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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AZ
1
引き続きしゃれた詐欺師の物語。良質なエンタテイメントとしては楽しめます。どうしても主人公が織田裕二で変換されてしまう。2010/12/17
Mzo
1
やっぱりコンゲームものは面白い!将来の参考にします(嘘)2010/04/28
な に
0
詐欺師 修2016/12/18
hayate
0
ますます中国に行きたくなるね2011/08/30
蕭白
0
面白かった。前作もよく出来ていたと思ったけど、今回はより一層興味深く読めた。ハラハラドキドキ感は大きくなかったけど、その分安心して伊沢の手並みを楽しむことができました。続編希望!2010/03/03