出版社内容情報
中年を迎え、人生の重圧にあえぐ刑事。過去に別れた父を探すうち、東京、富山と事件が相次ぎ、そこに消えたはずの父の姿が・・・。深い抒情を呼ぶ長編警察ミステリー。
内容説明
隅田川神社で、心臓を刃物で一撃された大学教授の死体が発見された。偶然、現場近くに居合わせた下谷中央署の矢尋刑事は、時同じくして、もう一つの殺人事件に遭遇する。二つの事件に浮かび上がる芸者ふうの女の影。事件の根幹をさぐるべく富山県へと向かう矢尋を待ち受けていたものは、初めてのはずなのに、どこか見覚えがあるという既視感だった。被疑者と矢尋、この二人の出生の謎と、実の父親の姿とが見え隠れしはじめた時…。過去と現在の因縁の中に、鮮やかな抒情を浮かび上がらせる人情ミステリの傑作。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京向島生まれ。コンピュータ専門学校卒。「原島弁護士の処置」でオール読物推理小説新人賞、『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞
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