角川ホラー文庫<br> 呪怨―白い老女

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角川ホラー文庫
呪怨―白い老女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 179p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043572205
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ある家で、司法試験に落ちた息子が家族5人を次々と惨殺し、自らも首を吊って死んだ。死ぬ瞬間を彼が録音したカセットテープには、彼の声とともに少女の不気味な声が録音されていた。それは、あかねが小学生の頃に親友だった未来の声だった。未来は一家惨殺事件の被害者だったのだ。そして7年後、幼い頃から霊感の強かったあかねの前に黄色い帽子をかぶり赤いランドセルを背負った未来が姿を現す…。

著者等紹介

大石圭[オオイシケイ]
1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない

4
司法試験に落ちた長男が、一家を殺害するという事件が起きた。その後容疑者である長男は首吊り自殺をし、彼は自分が死ぬ瞬間をテープに残していた。警察がそのカセットテープを再生するとまるで誘うような少女の声が長男の声と共に残っていた。サブタイトルは白い老女であるが、白い老女……?こっちも黒い少女みたいに少女でよかったのでは。確かに老女は出てきたが、キーパーソンは間違いなくランドセルの少女である。この作品は無印呪怨や黒い少女のように強烈な怨念を持った幽霊の様なものは、出てこない。2019/07/18

そのぼん

3
ひたすら怖かった…。映画のノベライズだけあって、いつもの大石圭の作品の雰囲気とは違う気がします。でも、暑い夏にはぴったりのゾッとする作品でした。2011/07/24

opposite

2
怖いもの嫌いな私が、どうしてこの作品を読んだのかいささか疑問だけど、やっぱり読まなきゃ良かったと思う。

吉良

2
過去回想が多い。こっくりさんの時あかねの親友が何故殺されたのか気になる。あと、あかねのお父さんも。白い老女ってタイトルだけど…、あの少女の事をタイトルにしても良かったんじゃないかな?これは映画で見たほうがいいかな…。2010/11/03

Fumitaka

1
今更ながら映画版だとあの家族の血縁関係を自分がどうも誤認していたらしいことに気がつく。未来はそんな薄倖の少女だったか。それにしても、あの家って佐伯家とやはり何か関係がある家なんですかね? もともと爆弾を抱えてはいたものの、篤が爆発したのはあの家に引っ越してきたことがきっかけだったようにも見える。それとも家に来た時点で爆発しただけで特に伽椰子の呪いは関係がなかったのだろうか。未来とあかね以外は何というか「凡庸な悪」といった風で、小説で読むとこんな不幸な家がありそうだというのが怖い。2023/07/26

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